第三百十七話 覇道に対してその八
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「戦力にです」
「していきますか」
「これまでもそうしてきましたが」
「あの州のモンスターもですか」
「そして獣達も」
そう呼ばれる者達もというのだ。
「そうしていきましょう」
「そのことですが」
ギンズバーグが言って来た。
「僕は牧童なので」
「獣やモンスターの扱いは得意ですね」
「家畜、牧畜業が主な仕事ですが」
それだけでなくというのだ。
「獣やモンスターの調教、使役もです」
「出来ますね」
「獣使い程やなくても」
「ほなです」
ルイスはギンズバーグのその言葉を聞いて彼に言った。
「ここはです」
「僕がですね」
「そちらを統括してくれますか」
「わかりました」
「獣やモンスターはギンズバーグ君で」
彼が統括してというのだ。
「アンデットはです」
「あたしですね」
「はい」
ルイーザにも答えた。
「宜しくお願いします」
「ほな」
「そして私はやはり」
「医学ですね」
「こちらを統括します」
「そうしますね」
「はい、そして」
それにというのだった。
「医学を発展させます」
「左様ですね」
「ほなそっちはお願いします」
「その様に」
こうした話もした、そのうえで。
ルイス達はインジアナ州の後はオハイオ州の街や村に使者を送り自分達の勢力に加わる様に勧めていき彼等を迎えていった。
そうしながらルイスは二人に今度はこんなことを言った。
「治水もどんどんです」
「力を入れますか」
「そちらもですね」
「五大湖の沿岸部に堤防を設けて」
まずはこちらの話をした。
「ミシシッピー川もです」
「あの川ですね」
「何といっても」
「あの川はこの世界でもアメリカの大動脈です」
このことを言うのだった。
「それだけにです」
「治水は重要ですね」
「何といっても」
「はい、それを整えて」
そうしてというのだ。
「洪水を防ぐこともです」
「大事ですね」
「ほんまに」
「そうです、堤防やダムを築いて」
「治水を行って」
「問題ない様にしますね」
「そうします」
絶対にというのだ。
「さもないといざという時にです」
「川が氾濫してですね」
「洪水になったりして」
「大きな災害を起こしますね」
「そうなりますね」
「そうです」
このことが予想されるからだというのだ。
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