第三百十七話 覇道に対してその七
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「私の考えはちゃいます、別に王道やないですが」
「それでもですね」
「覇道に対してはですね」
「正義と認めても」
それでもというのだ。
「好きやないです」
「そうですか」
「それなら」
「今は戦を考えてへんですが」
それでもとだ、カルパッチョを食べてそれからワインを飲んで話した。今飲んだグラスのワインは白ワインである。
「これからはです」
「その考えがどうなるか」
「わからへんですか」
「まだ境は察してへんです」
メルヴィルの勢力と、というのだ。
「考える時間はあります、その間にです」
「内政で勢力を豊かで安全にして」
「勢力を拡大させていきますか」
「私達のペースで」
それに添ってというのだ。
「ことを進めていきましょう」
「わかりました、ほなです」
「僕達もそうしていきます」
二人でルイスに応えた。
「ルイスさんと一緒に」
「これからも」
「宜しくお願いします、ではインジアナ州を完全に掌握しましょう」
こう言ってだった。
ルイス達は三人で食事の中もこれからどうするかを話した、そしてだった。
インジアナ州を完全に統一した、ここでルイーザが二人に言った。
「次はオハイオ州ですね」
「ああ、そこな」
その州の名前を聞いてだ、ギンズバーグはすぐに応えた。
「あの州は今これといった勢力なくてな」
「それぞれの街や村に分かれてるな」
「そうなってるな」
「あたし達がこの世界に来た時のミシガン州やケンタッキー州みたいにな」
「そやな」
「それで今はメルヴィルさん達も手を伸ばしてへんし」
それでというのだ。
「ここはな」
「あの州をやな」
「掌握しよか」
「そうですね、実はです」
ルイスもルイーザの話を聞いて言った。
「インジアナ州を掌握しましたが」
「これからの勢力拡大はですね」
「どうしよかと思ってました」
そうだったというのだ。
「西に行くか東に行くか」
「どうするかですね」
「西はウイスコンシン州で」
「東はオハイオ州ですね」
「どちらに勢力を拡大させるか」
そのことをというのだ。
「考えていましたが」
「そこで、ですね」
「ルイーザさんがそう言われたので」
だからだというのだ。
「ここはです」
「オハイオ州にですか」
「勢力を拡大しましょう」
「そうしますか」
「はい、それとです」
ルイスは話を続けた。
「あの州は結構モンスターがいますので」
「モンスターの退治をですね」
「していきましょう」
こう言うのだった。
「そして仲間になりたいモンスターはです」
「こちらにですね」
「迎え入れて」
そうしてというのだ。
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