第八幕その七
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「それぞれの身体でも出来る様によね」
「そう、アレンジしてもね」
「いいのよね」
「だって身体はそれぞれでしょ」
つぎはぎ娘はポリクロームに言いました。
「そうでしょ」
「ええ、骨や筋肉がある身体の人もね」
「というかあたしみたいなね」
「ぬいぐるみの身体の人の方がよ」
「少ないわよね」
「オズの国でもね」
色々な人がいる国でもというのです。
「そうよ」
「そうでしょ、だからね」
つぎはぎ娘はポリクロームに言いました。
「そこはそれぞれね」
「アレンジしていいわね」
「好きなさまにね」
「その身体に従って」
「そうしていいのよ」
「そういうことね」
「ええ、それでこの歌もね」
夜の女王の歌もというのです。
「あたしも歌って」
「そして踊って」
「アレンジもしていけばいいのよ」
こう言ってでした。
つぎはぎ娘は夜の女王の歌が終わってから自分もその歌を歌いました、そのうえでダンスも披露しました。
その歌に合わせてのダンスはこれまた凄いもので。
「ううむ、流石だな」
「全くだな」
ノーム王もドワーフ王も唸りました。
「跳んで跳ねてな」
「実につぎはぎ娘らしい」
「いいダンスだ」
「これ以上はないまでにな」
「ではわし等もな」
ドワーフ王はノーム王に笑顔で言いました。
「是非な」
「うむ、楽しませてもらうとな」
「こちらも楽しませないとな」
「それがオズの国だ」
「お互いに楽しむ」
「皆でな」
ノーム王も笑顔で言いました。
「それではな」
「是非共な」
「今度はわし等だ」
「わし等が歌おう」
「そして踊ろう」
こう言い合ってつぎはぎ娘の次にです。
実際に歌とダンスを披露しました、その後で。
皆はお食事となりましたがトロットが言ってきました。
「精霊の人達はお露とかを飲むだけでしょ」
「お食事はそれだけだからな」
「私達はね」
食べる身体の人達はとです、トロットはキャプテンに応えました。
「テーブル掛けからね」
「お料理を出して」
「そして食べましょう」
「そうしよう」
「さて、今日は何にしようかしら」
トロットは晩ご飯のお話をしました。
「一体」
「そうだね、何にしようか」
キャプテンも一緒に考えました。
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