暁 〜小説投稿サイト〜
魔法絶唱シンフォギア・ウィザード 〜歌と魔法が起こす奇跡〜
AXZ編
第173話:守護騎士の怒り
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ってしまう。

 そう、普段彼女らが影で罵っているアダムの様に。

 そのアダムの口から出たのは、今し方述べた正にヒトデナシな内容であった。

「じゃあ……生贄を使えばいいんじゃないかな?」
「――ッ!?」

 自分が一瞬考え、そして振り払った方法をさも当然の様に口にする。その事にサンジェルマンが息を呑んでいると、彼は更にとんでもない事を口にした。

「……君が気に掛けている、あの魔法使いを」
「なっ!?」
「十分に足りる筈さ、祭壇設置の不足分だってね。何せあれ程の力、内に秘めたエネルギーの総量も馬鹿に出来ない。その上目障りな魔法使いも始末できる。一石二鳥だろ?」
「局長……あなたは……!?」

 アダムは、サンジェルマンが颯人の事を気に掛けている事を知ってて彼を生贄にしろと言っているのだ。それは効率を求めての発言であると同時に、彼女に対する踏み絵でもあった。

「選択してもらおうか、君の正義を」
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