ALO編ーフェアリィ・ダンス編ー
20.ヨツンヘイム
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も立ち上がり四本の剣を連続でシュウくんに振り下ろすが、翅を使い器用に攻撃を避けながら光の刃が次々と三面巨人に襲いかかる。
シュウくんは光の刃をまるで自分の体を操るように動す。光の刃が三面巨人の四本の内一本の腕を斬り落とす。
(これならいける!!)
と思った時、シュウくんの翅が姿を消す。翅の限界飛行時間に達したため、翅が消滅し、空中で落下を始める。
三面巨人はその瞬間、残りの三本の剣を同時にシュウくんに向け振り下ろした。空中で翅無しで身動きがとれないシュウくんは回避することが出来ず、攻撃が直撃する。
「「シュウ(くん)!!」」
飛ばされてくるシュウくんを受け止める。
「シュウくん、しっかり!シュウくん!」
HPは0にはなっていないがダメージが大きすぎる。ぐったりとして動く気配がない。
「リーファ、俺が時間を稼ぐからその間にシュウの回復を!」
キリトくんが私の剣と自分の剣の2本を持ち、三面巨人に向かって行く。
回復スペルを唱え、シュウくんのHPを回復させる。
「わ、悪い........リーファ」
シュウくんが起き上がり、三面巨人と戦うキリトくんを見ている。
「また行ってくる.......」
「無茶だよ!次向かったら死んじゃうかもしれないんだよ!」
シュウくんは、笑顔で振り向き、
「死なねぇよ........絶対に......」
そう言って前を再び向く。
「リーファ、もう一度約束させてくれ...........勝ったら膝枕だからな」
「うん!」
深く頷き、シュウくんを見送る。
「........あたし、信じてるよ........シュウくん」
眼を瞑り、両手を胸の前で組み願う。
「キリト、スイッチ!!!」
シュウくんの叫ぶような声に眼を開けるとそこにはあり得ない光景が広がっていた。
そこに広がる光景は........三面巨人の前に立ちはだかり突進するシュウくんの姿が。だが、シュウくんの持つ剣がおかしい。いつもの片手剣でも、槍でも、ましてや光の刃でもなく、シュウくんが持っている武器は三面巨人の斬り落とした腕が持っていた巨剣を持っている。
軽く十メートルくらいの大きさはある。単純にシュウくんの身長の約十倍の大きさはある剣を振り上げ突っ込む。
そして次の瞬間、剣が何かの力を受けたように滑らかに動く。
三面巨人の体を真っ二つに斬る。
ものすごい絶叫とともに、三面巨人の邪神は光の欠片となり姿を消す。
それと同時にシュウくんも倒れる。
「シュウくん!!」
「シュウ!!」
倒れるシュウ君に近づくとシュウは、疲れ果てたのか寝てしまっている。
「ふぅー、良かった」
寝ているシ
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