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おぢばにおかえり
第七十七話 おみちの本その七

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「やっていってね」
「いい人を見てひながたにするとそうした意味でもいいんですね」
「新一君のその癖性分はもう魂のいんねんかも知れないから」
「代々こうした気質の人いるみたいです」
「そんなに嫌いな相手を嫌うのが」
「執念深いのも。僕が祖母と認めていない」
「その人からなのね」
 何かそこにもいんねんを感じました。
「それは相当ね」
「僕のほこりやいんねんはかなりですね」
「間違いないわね」 
 このことが今わかりました。
「だから尚更ね」
「いい人をひながたにすることね」
「お二人の大叔母さんはいい方々じゃない」
「ですから先輩に紹介させてもらいました」
「それで新一君仰木さんの布教所の」
「そうです、大叔母さんがあちらの所属で」
 正確に言いますと布教所が所属している教会のです。
「そうなっています」
「だったらね」
「所長さんと奥さんをですね」
「ひながたにして」
 そうしてです。
「おみちを通っていけばいいわ」
「身近におられる素晴らしい人達を見ることですね」
「あちらの奥さんは凄い人なのよ」
 所長さんもかなりの人で、です。
「お母さんはお二人共立派だから」
「お二人っていいますと」
「実のお母さんと義理のね」
「あっ、布教所の前の所長さんの」
「そう、所長さんのお母さんにあたるね」
 もうかなりのご高齢ですが今もお元気な人です。
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