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夢幻水滸伝
第三百十七話 覇道に対してその三

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「その質もです」
「よおしますね」
「そうしてです」
 そのうえでというのだ。
「彼等を退けます」
「そうしますか」
「はい、そして」
 ルイスは話を続けた。
「湖賊は私達が統治して平和で豊かになれば」
「そういったことをせずとも暮らしていける様になれば減りますね」
「そして悪事を犯せば罪に問われる」
「そのこともはっきりすればですね」
「尚更です」
 まさにというのだ。
「賊はいなくなります」
「いても僅かになりますね」
「そうなりますので」
 だからだというのだ。
「統治も進め」
「賊を減らしますね」
「それと共にです」
 さらに言うのだった。
「水軍を整えて」
「五大湖の治安を整えますね」
「はい、そして」 
 そのうえでというのだ。
「そこに空軍もです」
「整えますか」
「そうです」
 ルイーザに答えた。
「これは陸も同じです」
「空の戦力も整えて」
「空からも攻撃し偵察や哨戒も行って」
「賊やモンスターにも備えますね」
「はい、ただ」
「ただ、とは」
「私達の航空機はまだ複葉機です」
 この機体だというのだ。
「ですからその性能はです」
「低いですね」
「私達の起きた世界のジェット機とは比べものになりません」
 その程度の性能だというのだ。
「これが」
「そこが問題ですね」
「はい、ですから」
 それでというのだ。
「使える時や場所も限られています」
「そこは頭に入れておくことですね」
「飛兵とです」
 この兵種と共にというのだ。
「航空機もです」
「用いても」
「複葉機であることはです」
「頭に入れておくことですね」
「そうしてです」
 そのうえでというのだ。
「軍隊も整えていきましょう」
「わかりました」
 ルイーザはルイスのその言葉に頷いて応えた。
「ほなそうしていって」
「そしてです」
「その軍隊の力で、ですね」
「賊やモンスター達を成敗していきましょう」
「わかりました」
 ルイーザもギンズバーグも頷いて応えた、そうしてだった。
 三人でインジアナ州への勢力拡大を推し進めると共に内政で勢力を豊かで安全にしていき軍隊も整えていった。
 そうしてだ、平和にことを進めていっていたが。
 ルイスは飛行船を見てルイーザとギンズバーグに話した。
「この世界の飛行船はヘリウムを用いていますね」
「そやから安全ですね」
「飛行船でも」
「水素はです」
 この燃料の話もした。
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