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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第120話 さらばグルメピラミッド!小猫ちゃんの包丁の完成とメロウコーラの実食!後編
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たよ』
「ルキさん!?」


 電話の相手は何とルキさんでした。ルキさんは今まで一度も山を下りた事が無く包丁の受け取りもポチコに任せていたので携帯を持っていなかったのですがイッセー先輩が一つ譲ったんです。


「どうしたんですか?」
『実はね、君のために作っていた包丁が完成したんだ』
「えぇっ!?本当ですか!!」


 ルキさんの言葉に私は笑みを浮かべて驚きました。


「でも話だとまだまだかかるって聞いていましたが……」
『うん、本来はもっと時間がかかる予定だったんだけど節乃って人が訪ねてきてね、その人の協力があって早く完成したんだ』
「節乃さんがですか!?」


 私は更に驚いてしまいました、まさか節乃さんの名前が出るとは思っていなかったんですから。


『とにかく来てくれないか?ぜひ小猫ちゃんに見てほしいんだ。今大丈夫かな?』
「行きます!何があっても絶対に!」


 私はそう言って興奮しながら電話を切りました。そして宴会の準備をしていたイッセー先輩や皆にこのことを話します。


「えーっ!小猫ちゃんの包丁が完成しただって!?」
「はい、そうなんです!」


 私の話に先輩は驚いた顔でそう言いました、私は満面の笑みを浮かべてそうだと返します。


「話で聞いてたより早かったわね、もう数か月はかかるんじゃなかったの?」
「それがどうも節乃さんが協力してくれたらしいんです」
「えっ節乃さんが?」


 リアス部長は包丁の完成はまだかかると聞いていたと言うと私は節乃さんが協力してくれたと話します。


「そういえば前に節乃さんはライトニングフェニックスのスープを短時間で仕上げた事がありましたわね」
「今回もその技術を使ったのかな?」


 朱乃先輩と祐斗先輩は以前節乃さんが本来長くかかる調理を短縮したことを思い出して、その時に使った技術について話していました。


「姉さま、一体節乃さんはどうやってあんなことをしたんですか?」
「ごめんね、今はまだ話せないんだ。話しても絶対に出来ないし……最悪でもグルメ界に入れるほどにならないと」
「なるほど、聞いたところで俺達には理解できないって訳か。なら早くグルメ界に入れるように強くならないとな」


 私は知っているであろう姉さまに質問しましたが姉さまは困った顔でそう言いました。それを聞いた先輩は今の私達では話についていけないと悟り強くなって聞けばいいと話します。


「とにかく包丁が完成したのなら急いで取りに行こう。ルフェイ!」
「はい、任せてください!」


 食材の調達をココさん達に、料理の準備を姉さまに任せた私達はルフェイさんのフロルの風でメルクマウンテンに向かいました。しかし……

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