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わんねー あいつに責任とってもらう だけど好きになっただけヤ
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「ふーん 詳しいんだね 道弘」

「うん 社会で勉強した 宇治川の先は瀬田川で、その元は琵琶湖なんだよ だから、俺等の水道も琵琶湖の世話になってるんだ」

 私は、道弘のことを見直していた。ドブネズミなんて言ってゴメンナサイ。こいつは以外とすごいんだ。ネズミじゃぁなくてモモンガかなって。

 電車を降りて、地下鉄で一駅乗って、平安神宮の参道というのを歩いて、動物園に着いた。家族連れが多くて、私達のようなグループって居なかったのだけど、とりあえず、私達は中に入って、私が、アムールトラが見たいと言っていたので、真っ先にその檻に向かった。

「ガォー ガォーォ」 木の根元で寝そべっていたトラ達に向かって私は大きな声で

「ちょっとー みゅん やめてよー 恥ずかしいじゃぁない お昼寝の時間だなんだからぁー」と、泉希が止めてきていたけど

「だから 起こしてるのー うーワン」 その時、ちょっと頭をもたげるようにしたけど、直ぐに、また寝てしまった。

「今 ちょっと 起きて こっち見たよー ガォー」

「もう いいわよー 小さい子もウチ等を見てるじゃぁない 次へいこー」と、泉希は私の手を握って無理矢理その場から離されていた。

「まってぇーなー 泉希ぃ ヤマネコ達 見てないヤン」

「もう ええってー 寝てるて! 帰り見よー とにかく ここから 離れるの! ほらぁー まだ あの子がウチ等見てる」と、近くの野鳥舎に引っ張って行かれたけど、私は鳥には興味が無かったのだ。

 そのまま、私と泉希は手を繋いで歩いていたのだけど、そのうち私は気がついたのだ。

「なぁ 道弘 時々 みゅうみゅんの背中とか腰のあたり 触って来てるやろー? なんやねん!」

「あっ あぁー ガードしてるんや」

「なに からぁ?」

「まぁ そのー 動物達に襲われんよーに・・・」

「アホかぁー 別に触られるん 平気なんやけどなぁー 背後霊みたいで 気色悪い 他人が見たら変に思うでー やめてやー」

「・・・わかったー みゅうみゅんも 完全に 関西弁やのー」

「道弘君 やーらしい 勝手に 女の子 触ったらあかんでー この すけべー」

「泉希 まぁ みゅうみゅんは そんなん平気やから 道弘 責めんでもええよー みゅうみゅんは 別に 道弘を男って 思ってへんから」

「なんやねん そらぁー えらい 言い方やのー 俺やって そっちのこと 女って思ってへんワー」

「それは ダメ! 男は女の子を労わる使命があるからネ!」

「勝手な言いぐさやのぅー なぁ 励?」

「そーだな まぁ みゅうみゅんは 少し 気ままなとこあるから ええんちゃうかー でも、さっきから 道弘が手を添えるようにしてるのって 羨ましかった
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