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星河の覇皇
第八十五部第一章 国防省への忠告その三十二

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「むしろだ」
「人に対してですね」
「規律は細かく厳しく決めるがな」
「言うことはですね」
「実はあれこれとはな」
 その様にはというのだ。
「言いはしない」
「よく見ればそうですね」
「だが何よりも、第一にな」
「自分自身に厳しい」
「そうした人物だからだ」
「周りも自然にですね」
「そうなる、自分に甘く他人に厳しい人物が言っても」 
 他の者にあれこれとだ。
「誰が聞くか」
「左様ですね」
「だが何よりも自分に厳しい人物が言うとな」
「その場合は」
「自然とだ」
「周りも襟を正します」
「だからだ」
 それが為にというのだ。
「内務省はな」
「そうなっていますね」
「そうだ、だからな」
「内務省はそうした空気で」
「そしてだ」
 そのうえでというのだ。
「風紀は厳粛だ」
「今の内務省は」
「そうなっている、それではな」
「はい、私達はですね」
「まとまったままな」
「各国政府にあたっていくことですね」
「まとめることは当然としてだ」 
 何も心配することはなくというのだ、キロモトはカバリエに話した。
「君達はな」
「後ろや周りの憂いなくですね」
「ことにあたってくれ」
 こう言うのだった。
「いいな」
「それでは」
「それでだが」
「今はですね」
「派手に動くことなく」 
 そのうえでというのだ。
「ことにあたってくれ」
「情報収集に徹します」
「そして情報収集はな」
「絶え間なくですね」
「行ってだ」
 そのうえでというのだ。
「その分析もだ」
「常に行っていきます」
「それを頼む」
「それでは」
「最初の情報だけではな」
「状況は常に動くので」
「わかる筈もないしな」
 それにというのだ。
「対応もな」
「出来ないので」
「だからだ」
 その為にというのだ。
「やはりな」
「情報収集は、ですね」
「それはだ」
「常に行っていきます」
「今だけでなくな」
「今は情報収集の時ですが」
 それでもとだ、カバリエは自分から言ってきた。
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