第二千九百六十一話 国には祟らない
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第二千九百六十一話 国には祟らない
アエリカはマモノとケンタッキーのおじさんを見て真剣に怯えました。
「僕達には祟らないよね」
「安心して、スポーツにだけだから」
ワイが答えました。
「特に阪神が好きだから」
「日本の野球チームのだね」
「そうよ、だから国家には祟らないから」
「あんな凄い負のオーラまとってる連中に憑かれたね」
「国家でも洒落になってないでしょ」
「うん、特に阪神に祟るんだ」
「今年はあちこちのチームに祟ったけれどね」
「色々動いたんだ」
「けれど普段はなのですよ」
シーランドも彼等を嫌そうに見て言います。
「阪神専属なのでやがりますよ」
「あんなのに憑かれて大丈夫?」
「毎年ネタ提供してるのですよ」
「つまり滅多に優勝出来ないんだね」
「今年十八年ぶりなのですよ」
「それも凄いね」
アエリカもここでわかりました。
マモノとケンタッキーのおじさんの恐ろしさが。今彼等は怨念と一緒に今度憑く相手を探していました。
第二千九百六十一話 完
2023・10・1
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