第8話
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答えた。
「そうかそうか、なら瀬川が一人で作ったのだな。それでは、いただきます!!」
「「「「「いただきます」」」」」
ナギちゃんの挨拶でみんなも合わせて挨拶をいた。
「うむ!?」
「あら!?」
「どうしたの?」
ナギちゃんとマリアさんが食べてから驚きの声を出したので、ヒナちゃんが不思議そうに聞いた。
「ど、どうしたの!? 私が作った料理不味かった!?」
「いや、普通にうまい」
「そうなんだ……よかった…」
私もよくわからないけど、不思議なんだよね〜……私料理なんか作った記憶ないはずなのに、体が覚えてるみたいに作れちゃったんだよね〜……なんでだろ?
「あの、これ本当にハヤテくんは手伝ったりしてないんですか?」
マリアさんがハヤ太くんと私に聞いてきた。
「ふぇ!?」
「いや、本当に手伝ってませんけど……何でですか?」
私とハヤ太くんはよく意味が分からなかった。
「いや、何でって……なぁマリア?」
「ええ、ナギも思いましたか」
「ああ」
「だからどうしたのよ!」
ナギちゃんとマリアさんがよく分からない話していたので、ヒナちゃんがみんなを代表して聞いた。
「いえ、この瀬川さんの作ってくれたご飯が、ハヤテくんの作るご飯と似ているんですよ」
「うむ。ご飯の焚き具合や味噌汁のだしの摂り方、あと魚の塩加減などは似ているどころかほとんど同じだ。まぁ、ハヤテの方がまだ美味いがな」
「ええ、もしかしたらいつも食べている私やナギじゃなきゃ、分からないほどに似ています」
ちなみに今日の献立は[白米、わかめと豆腐の味噌汁、鮭の焼き物、漬物、納豆を作って出した。
(ちなみに納豆と漬物は冷蔵庫にあった残り物)
「そう言われてみれば……」
「そうだな……」
ヒナちゃんと千春ちゃんが顔を合わせて同意した。
「ええ!? ナギちゃん、それ本当!?」
「ああ、本当だ」
そこで私に視線が集まった。
「瀬川、お前料理はどうやって覚えた」
「ふぇ!? ええと〜……それが、私にもよく分からなくて…」
ナギちゃんの問いに正直に私は答えた。
「分からない訳あるかーーッ!!」
「まあまあナギ……瀬川さんがどうしてハヤテ君と同じように作れるかは別にして、作れると分かったんですから」
「う、うむ。では瀬川、次の仕事だ」
「う、うん。わかったよ」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
そしてハヤ太くんとご飯を食べ終わった後、ナギちゃんたちに仕事を見てもらい、こうして私は洗濯や掃除など色々な仕事をした。
「いや〜、一通りできましたね。ナギ」
「うむ。これなら明日からも大丈夫だろう」
そう言って、ナギちゃんもマリアさんも私に仕事を任せても大丈夫と言ってくれた。
本当に私で
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