第二千九百五十九話 見てはいけないもの
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第二千九百五十九話 見てはいけないもの
アエリカはニコニコ共和国にふと日本の中にいるとてつもなく禍々しい黒いオーラを放っている二つの得体の知れない存在を見て尋ねました。
「彼等何かな」
「あれはマモノとケンタッキーのおじさんです」
ニコニコ共和国は沈んだお顔で答えました。
「普段は甲子園球場にいます」
「あの野球の」
「そして高校球児の涙を糧にしてです」
そうしてというのです。
「普通は阪神タイガースに祟っています」
「どう見てもスポーツチームに憑くレベルじゃないよ」
「はい、邪神だと思って下さい」
ニコニコ共和国もこう言います。
「今年は関西のチームと広島以外に祟りまして」
「どのチームも酷いことになったんだね」
「そうでした」
「見たらいけねえですよあんな連中」
シーランドも忌々し気に言います。
「あの連中のせいで普段阪神優勝できねえそうです」
「あんなのいるんだね世の中」
「目を合わせては駄目ですよ」
シーランドもこう言う位です、アエリカはニコニコ共和国にも関わりのある恐ろしい存在を知りました。
第二千九百五十九話 完
2023・9・30
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