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夢幻水滸伝
第三百十六話 ケンタッキーの牧童その七

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「それでな」
「さらにですね」
「そういったものを食べて売って」
「豊かになるのですね」
「このケンタッキー州は基本的に第一次産業が盛んやし」
 それ故にというのだ。
「それならな」
「力を入れていきますね」
「これまで以上に」
「そうしていきますね」
「その通りや、それで州の街や村にな」
 ギンズバーグは今度はそちらの話をした。
「使者を送ってな」
「こちらの勢力に入る様に勧めますね」
「そして迎え入れていく」
「そうしていきますね」
「そうするで」
 まさにというのだ。
「ほんまな」
「わかりました、ではです」
「及ばずながらです」
「私達も働かせて頂きます」
「そうしていきます」
「出来る限り平和にな」
 その様にというのだ。
「勢力を拡大させてくで」
「外交は平和ですね」
「平和的にことを進めますね」
「その様にされますね」
「正直軍隊がな」
 ギンズバーグは自分達の勢力のこの組織については難しい顔で述べた。
「まだまだやしな」
「整っていませんね」
「そちらは」
「警察は整っていますが」
「軍隊はですね」
「数も装備もな」 
 そのどちらもというのだ。
「どうにもな」
「不十分です」
「そう言うしかありません」
「今は自分達の勢力を守ることで精一杯で」
「攻めるなぞですね」
「攻めることも好きやないが」
 ギンズバーグはそもそも平和的にことを進めたいのだ、だから迂闊に攻める様なことは出来る限りしたくないのだ。
「そやけどな」
「それでもですね」
「充分な武力は必要ですね」
「絶対に」
「そや、戦だけやなくてな」
 この目的に用いるだけでなくというのだ。
「賊やモンスター退治にもな」
「必要です」
「それに中々手が回らないのが現状です」
「今は」
「そやから他の街や村を加えて」
 自らの勢力にというのだ。
「そしてな」
「そのうえで、ですね」
「その街や村の軍も加えていき」
「数を増やしますね」
「そうして加わった街や村を豊かにしてな」
 内政でというのだ。
「そこから得た力でな」
「軍隊を整えますね」
「予算を増やして」
「その様にして」
「そうするわ、軍隊はこれからや」
 それを整えるのはというのだ。
「今は警察と消防署を整えてるし」
「それからですね」
「軍隊については」
「それから整えますね」
「そうするわ」
 こう言って今はあるだけの軍隊でやっていくことにした、ギンズバーグは第一次産業を中心として産業を発展させインフラや治安を整えてだった。
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