第七幕その二
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「美味しいだけじゃないのよね」
「食べると元気になれる」
ナターシャも言います。
「だからいいのよね」
「左様、だからわしも大好きじゃ」
ノーム王も満面の笑顔で期待しています。
「ではな」
「はい、これからですね」
「天帝の宮殿を訪問して」
「そうしてですね」
「天帝さん達にお会いして」
「お料理も楽しみますね」
「そうしようぞ」
こう言ってでした。
皆で天帝の宮殿を訪問しました、するとです。
赤に青、黒に白、そして黄色のそれぞれの中国の服や鎧兜で身を包んだ人達が出てきました。どの人も五色のどれかの服や鎧兜です。
中国の木造の巨大な宮殿はとても長くて広い階段があって赤い屋根です。その中は様々な装飾が豪華になって金や銀で眩い位であり。
沢山の神様達がいます、何とその中には関羽さんや孫悟空さんもいます。ジョージ達五人は関羽さん達に笑顔で挨拶しました。
「お久し振りです」
「今回はこちらにお邪魔しました」
「ノーム王さん達のお供です」
「一緒に訪問しました」
「宜しくお願いします」
「うむ、元気そうで何より」
関羽さんは五人を前に赤いお顔を笑顔にさせて応えました。
「今日はここでくつろいでくれ」
「そうさせてもらいます」
「堅苦しいことは抜きにしてな」
孫悟空さんも言ってきました、それも陽気に。
「楽しんでくれよ」
「まあ天帝様の前では礼儀正しくな」
「それは守ってくれよ」
猪八戒さんと沙悟浄さんも一緒にいます。
「流石にな」
「そこは礼儀ってやつでな」
「まあおいら達みたいにするなってことだ」
孫悟空さんは五人に笑って言いました。
「要するにな」
「全く悟空殿はやんちゃに過ぎる」
関羽さんはそんな孫悟空さんに笑って言います。
「そこがまたいいのだがな」
「そう言う関羽殿は真面目過ぎるぞ」
悟空さんも悟空さんで言います。
「砕けたことはしないのか」
「拙者はそうした性分ではないので」
関羽さんはこう答えました。
「それ故に」
「まあ剽軽な関羽さんってな」
「ちょっと想像出来ないよな」
猪八戒さんと沙悟浄さんはこう言いました。
「いつも真面目で学問と武芸に励む」
「それで曲がったことはしない人でないとな」
「ああ、おいらは剽軽でな」
孫悟空さんは二人にも応えました。
「関羽さんは真面目」
「おもしろ真面目だな」
「悟空の兄貴と関羽さんは」
「ははは、関羽兄貴はそうでないとな」
ここで、でした。
関羽さんより少し背が低くて赤い帽子と服に鎧を身に着けた虎みたいなお髭を生やした豪快な
感じの男の人が出て来ました、その手には蛇矛があります。
その人は関羽さんの横に来てこう言ってきました。
「飲んでも暴れな
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