第七幕その一
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第七幕 天帝の宮殿
ノーム王と皆を乗せた飛行船は空を進んでいきます、その中でキャプテンは皆に笑顔で言いました。
「今度は天帝の宮殿に行くよ」
「天帝って中国の神様よね」
ビリーナはキャプテンに尋ねました。
「そうよね」
「うん、中国の神様で一番偉い神様でね」
「言うなら中国の神様達の皇帝ね」
「そうなるよ、その方の宮殿にね」
「今から行くのね」
「そうするよ、そしてね」
キャプテンはさらに言いました。
「訪問して」
「政治的に」
「お話をしていくよ」
「左様、次はな」
ノーム王も言ってきました。
「天帝の宮殿にじゃ」
「訪問させてもらうな」
ドワーフ王も応えました。
「そうであるな」
「うむ、そしてな」
そのうえでというのです。
「交流を深める」
「そうするな、ただ」
「ただ?」
「いや、天帝にお会いするなぞな」
それこそとです、ノーム王は言いました。
「何かと楽しみじゃ」
「そうであるな、中国の神々ともお会いするか」
「関羽さんや孫悟空さんともな」
「そのことも楽しみじゃ」
「そうであるな、それにな」
ノーム王はさらに言いました。
「中国の建物や料理もな」
「見られるのう」
「そして味わえる」
「それもな」
「また楽しみじゃな」
「左様であるな」
「あら、中華街は地下にはないの?」
つぎはぎ娘が聞いてきました。
「確かあったわよね」
「あるにはあるが」
それでもとです、ノーム王はつぎはぎ娘に答えました。
「お空でははじめてでな」
「それで中国の建物やお料理が楽しみなのね」
「丁度食べたいと思っておった」
ノーム王は笑ってこうも言いました。
「中華料理もな」
「中華料理もいいわよね」
トロットも嬉しそうです。
「美味しいのよね」
「そうじゃな」
「私も好きなのよ、中華料理」
「もう、トロット王女もか」
「ええ、だから天帝さんの宮殿ではね」
「中華料理もじゃな」
「楽しみよ、宮殿だから」
それでと言うトロットでした。
「きっと宮廷料理ね」
「中国の宮廷料理って凄いんですよね」
ジョージも楽しみみたいです、お顔に出ています。
「もう豪華で」
「そうなんだよね、食材がね」
神宝はこちらからお話します。
「驚く位で」
「珍味が一杯あるんだよね」
カルロスは実際の食材のお話をしました。
「フカヒレとかね」
「栄養もいいらしいから」
それでと言う恵梨香でした。
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