付録:『超兵器の証明』を掘り下げる
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初
、『民族弾圧』を話しのモチーフにして作りました。まず核保有と悪魔の証明についてですが、ウルトラセブン本編26話の“超兵器R1号”でアンヌ隊員の発した「1惑星を実験台にして、侵略してくるならR1号で攻撃する。(意訳)」という部分に関してですが、これってものの見事に現実世界の核保有の目的と合致します。なので、そこからヒントを得て、核武装によって平和を保つ、侵略行為を行う国家に戦略核の投下を行う、といった部分に結び付けて物語の骨組みが出来上がりました。悲しいかな、現在平和を築けているのは愛だとか法だとかより戦略核を撃たれないように自分達も使わないようにしよう、という言ってしまえば兵器によって守られているのが現実ですので。そこから派生して考えたのが、防衛や制裁のために戦略核を求めるように超兵器R1号の威力を知った宇宙人がそれを求めてやってくる可能性もあるのではないかという発想でした。その発想を更に広げ、半世紀以上も昔に一瞬だけ作られて、ごく数人しかその存在を知らない現代では超兵器R1号の話をしても誰も知らないし分からない。それでも求めてくる側は無いことを証明しろと言ってくるだろう、そこで構成部分に悪魔の証明が絡んでくる形になりました。そうなってくると、何故宇宙人はそこまでR1号を求めるのか、という部分になり考えた結果が、すでに侵略者に侵略され、前線基地にされてしまった故郷を破壊する、現実世界で言えば制裁のための核投下に近い構図を思い描き、その肉付けとして侵略された惑星の住民が侵略者によって民族としての数が維持できなくされてしまった、という構造になり、本作品が誕生しました。
ここまで読んでいただき誠にありがとうございました。
[8]前話 [9]前 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ