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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第119話 さらばグルメピラミッド!小猫ちゃんの包丁の完成とメロウコーラの実食!前編
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side:小猫
美食會の幹部ギリムの突然の襲撃に私達は絶体絶命のピンチに陥っていました。
起死回生を目論んだ先輩達の合体技もギリムには少ししか効いておらず皆力を使い果たしてしまいました。
トドメを刺そうとするギリム、もう成すすべのない私達……そんな私達を助けてくれたのは一龍さんでした。
「一龍……!」
「久しぶりじゃな、ギリム」
一龍さんの姿を見たギリムは直に後退して距離を取ります、かなり警戒していますね。
「まさかこんなところでお前に出会うとはな」
「懐かしい気を感じたのでな。流石にイッセー達ではお主の相手は出来ん、少なくとも今はな」
「相変わらずくだらない家族ごっこがお好きなようだ、昔と変わらん」
「お主は変わったな……なぜ悪に落ちた?」
「知れた事……力を得るためだ。この世の全ての食材を牛耳る……無論GODもな」
「三虎の影響か?」
「その名を言うな!」
一龍さんとギリムは知り合いのようでそんな掛け合いをしていました。でも美食會のボスの名前を一龍さんが言うとギリムは不快そうに顔を歪めてそう叫びます。
「私は奴を超える手段を得る為に美食會に入ったのだ!決して奴の軍門に下った訳じゃない!」
「それでお主は大事なパートナーをほったらかしにしているのか?」
「パートナーだと?」
「あやめの事じゃよ、お前さんまさか忘れたという訳じゃないな?」
「知らんなそんな奴は、私は常に一人で生きてきた」
「……そうか」
一龍さんは静かに怒り筋肉を盛り上げていきます。お、怒っています!一龍さんが……!
「久しぶりに出会って殺し合いになるとは悲しい物じゃ、だが貴様がそのつもりならワシが引導を与えてやろう」
一龍さんは戦闘の構えを取ります、すると空気が振動して辺りに地震が発生しました。文字通り空間が揺れている感覚です!
「ぐっ……」
流石にギリムも不味いと思ったのか冷や汗を流していました。このまま一龍さんが戦ってくれるならギリムをやっつけられると思っていたのですが……
「待ってくれ親父!」
一龍さんに待ったをかけたのはイッセー先輩でした。
「イッセー、下がっていろ。お前ではコイツの相手は出来ん」
「分かってる、でも親父に任せて後はお終いなんて納得できないんだ!ギリムはGODを独占しようとしている、ならコイツは俺の明確な敵だ!俺はGODを世界中の皆と分け合いたいと思っている、それは美食會も例外じゃない!みんなで食べればきっといい方向に進めると信じているんだ!」
「……」
「それを叶えるにはギリムは越えなければいけない壁だ!だから頼む!俺にやらせてくれ!」
イッセー先
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