第三百十五話 ネクロマンサーの戦いその十
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「そんな奴はな」
「それこそですね」
「厳罰に処しますね」
「そうしますね」
「死刑かとことん強制労働や」
そうした刑罰を科すというのだ。
「その死刑もな」
「やはり徹底したものですね」
「それに処しますね」
「そうしますね」
「そや、そしてや」
そのうえでというのだ。
「生きてきたことを後悔させたる」
「そうした輩はですね」
「もう容赦する必要もない」
「ただ死刑にするのではなく」
「惨たらしいものにしますか」
「そや、ゆっくりと時間をかけて激痛を与えてな」
そうしてというのだ。
「処刑するんや、ばらばらにしたり獣の餌にしたりとかな」
「ルイーザ様の与える死刑はそうしたものが多いですが」
「他の星の方々もどうやら」
「それを続けていきますか」
「そうしていかれますか」
「そや」
まさにというのだ。
「そうしてくで」
「わかりました、ではです」
「これからもそうしていきましょう」
「悪人には容赦しない」
「そして悪事を行わずとも暮らしていける社会にしていきましょう」
「そうしてくで」
こう言ってだった。
ルイーザは勢力を豊かにしそこからも治安をよくしていく政治を行っていった、そうするとだった。
産業は栄え治安はよくなり勢力圏内は豊かになった、インフラは整い民達はルイーザを支持する様になった。
そしてそれを見てだった。
「いや、凄いですよ」
「州内の街や村がどんどん降ってきています」
「日に日にそうなっています」
デトロイトの市長にルイーザが最初にこの世界で働いた企業の社長それにハイウェイマンの賊の頭だったが勤勉さから仲間達と共に赦され今はルイーザの傍にいる彼の三人がルイーザに対して言ってきた。
「このままいけばです」
「ミシガン州の統一は目の前です」
「そうなっています」
「そやな、この状況はな」
まさにとだ、ルイーザは彼等と共に夕食を摂る中で言った。
「あたしにしてもな」
「予想されていませんでしたか」
「ここまでの事態になるとは」
「そうなのですか」
「そや」
夕食の料理を楽しみつつ答えた。
「ほんまにな」
「そうですか、しかしです」
「全てはルイーザ様の行いの結果です」
「それを見てのことです」
「あたしの政か。あたしは別にな」
これといってという言葉だった。
「政が得意とはな」
「思っておられませんか」
「そうなのですか」
「ルイーザ様としては」
「そんなんしたことなかったし」
政はというのだ。
「学校でも合唱部でな」
「歌ですね」
「それをされていますか」
「起きられた世界では」
「そうやしな、まあ中学校の時は部活でちょっとした立場にあって」
それでというのだ。
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