スーパーロボット大戦OGs
0058話
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プです。接触まで後5分」
「分かった。エキドナ、出撃するぞ」
俺のグロウセイヴァーとエキドナのラーズアングリフ。そして量産型Wのエルアインス3機は敵が来るのを待ち構えていた。
俺とエルアインスが前衛を受け持ち、エキドナのラーズアングリフが後方支援しつつエルアインスへの指示を出すいつもの陣形だ。
いつでも攻撃開始命令を出せるようにしていると空の向こうから10機のガーリオン・カスタムが姿を現す。
「来たか」
一糸乱れぬ、といった表現はこの為にあると言っても間違いではないように綺麗な隊形を保ったままこちらへと進んでくる。
やがてこちらを認識したのか、先頭の1機を除く全機がバースト・レールガンの銃口をこちらに向けるが、先頭にいるガーリオンの右手が払うように一閃すると銃口を下ろす。
「その機体、映像で見たがアクセル・アルマーだな?」
通信から聞こえてきたその声は、間違いなくユーリアのものだった。
「ああ、俺だ。こうして直接会うのは随分と久しぶりだな」
その通信が聞こえたのか、ユーリア機のすぐ近くにいたガーリオン・カスタムが再度バースト・レールガンの銃口をこちらへと向ける。
それに反応するように3機のエルアインスがG・レールガンの銃口をその機体に向け、ラーズアングリフもFソリッドカノンの砲身を伸ばして狙いをつける。
「貴方、隊長とどんな関係なのか知らないけど、反逆者が少し図々しいんじゃなくて?」
4機の機体から銃口を向けられているのに、全く気にせずにこちらへと通信を送ってくる。モニタに映し出されたのは、金髪の気が強そうな女だった。
そうか、そういえばトロイエ隊という事は、彼女がいても当然なのか。
レオナ・ガーシュタイン。エルザムやライのブランシュタイン家の分家の出だ。マイヤー、エルザム、カトライアがエルピス事件で死亡しているこの世界だが、あちらの世界同様トロイエ隊に所属しているらしい。
「レオナ、構わない。彼とは……そう、友人なんだ」
「隊長!?」
「すまない、アクセル。部下が失礼をしたな」
「いや、気にしてないさ。間違った事を言っている訳じゃない」
レオナの抗議するような声を無視してモニタにユーリアが映る。その顔は士官学校卒業時に会った時とは違い、苦渋に満ちたものだった。
「……単刀直入に聞かせてもらう。何故だ?」
「何故、とは何に対しての何故だ?」
「全てだ! 何故、こうなる前に私に相談してくれなかった? 何故、こんな馬鹿な真似をした? 何故……何故、私からの連絡を一切絶った?」
悲痛とも言えるその声に、胸がチクリと痛む。
反乱軍の幹部でもある俺と連絡を取っている事がバレるとユーリアに取って決して少なくないダメージになる
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