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仮面ライダーAP
夜戦編 蒼き女豹と仮面の狙撃手 第6話
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間ならば意識を失うどころか、首がへし折れていたところだ。しかし「失敗作」の元被験者とはいえ、このクランツ曹長も改造人間。このまま簡単に倒れはしない。

 すでに意識は混濁しており、身体にもほとんど力が入らなくなっている状態だが、彼はそれでも懸命に抗おうとしている。身体を痙攣させてふらつきながらも、彼は両の足で床を踏み締めていた。
 本来、生身の人間に過ぎない真凛と、強化服を着た改造人間であるクランツ曹長との間には、凄まじい膂力の差があるのだ。クランツ曹長の方が気を失う寸前の状態になってようやく、両者の力の差が「拮抗」したのである。

「むぐ、ぐぅッ……!」
「……あはぁっ!? あ、はぁぅっ……! ご、強引なスキンシップねっ……!」

 視界を塞がれたクランツ曹長は気絶寸前の状態でありながらも、両手で勢いよく真凛の爆尻を鷲掴みにして、彼女を引き剥がそうとする。むっちりとした桃尻に沈み込んだ彼の指が、その桃の形を淫らに変えていた。

「んっ、くぅうっ……はぁああっ……!」

 予想外の反撃に思わず上擦った声を上げてしまった真凛は、妖艶な唇を悩ましげに開き、優美な背中をくの字に仰け反らせている。頬を上気させた彼女の豊満な肉体がしとどに汗ばみ、その匂いが特に濃く熟成されている股間が、クランツ曹長の顔面に擦り付けられていた。

(このまま組み敷かれたら、勝ち目がないっ……!)

 キツく唇を結んだ真凛の表情に、僅かながら焦りが出る。不意を突けば倒せる相手であるとはいえ、戦闘が長期化して単純な力勝負に持ち込まれれば、簡単に組み伏せられてしまう。そうなれば、もはや彼女に逃れる術はない。改造人間の膂力で、女としての尊厳を穢し尽くされてしまうだろう。

「いい加減にっ……落ち、なさいっ……!」
「むぐぅお、ぉおッ……! ミッ……ミルド軍曹のぉおッ、かた、きィィッ……!」

 そうなる前に勝負を付けなければ、今度こそ(・・・・)彼女は完全に、ノバシェードに心身ともに「屈服」させられてしまう。それだけは許すわけには行かない。真凛は力の限り太腿でクランツ曹長の首を締め付け、意識を刈り取りに掛かる。

「むごぉおおッ……! き、さまだけはァアッ……!」

 対するクランツ曹長もTバックのパンティに指を掛け、無我夢中で真凛を引き剥がそうとしていた。ミルド軍曹の敵討ちに燃える彼は、意識が遠退く中でも真凛の桃尻からは決して手を離さない。

(強化服のせいだけじゃない……! この男、精神力だけで肉体の限界を越えようとしているっ……! 改造人間といっても所詮は人間の延長に過ぎないのだから、私の締め技で落ちないはずがないのにっ……!)

 真凛の太腿は完全にクランツ曹長の首を極めており、もはや彼の身体は本来の膂力の0.1%程度も発揮出来
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