暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーAP
夜戦編 蒼き女豹と仮面の狙撃手 第3話
[1/4]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
 ――しばらく時を遡り。G-verYがホークアイザーに狙撃され、山林の斜面を舞台にした戦闘が始まる直前の頃。要塞内部の奥深くへと潜入していた真凛は、騒然となっている兵士達の視線をかわしながら施設内を探索し、島内の状況を調べ始めていた。

「ぐ、がッ……!?」

 闇に紛れ、要塞内部に残っていた警備兵の背後に忍び寄る真凛。彼女は素早い動作で、白くか細い腕を兵士の身体に絡ませると――むっちりとした太腿に装備されていたナイフを引き抜き、瞬く間に首を掻き切る。何が起きたのかも分からぬまま事切れた兵士は、糸が切れた人形のように崩れ落ちていた。

「……お休みなさい。永遠にね」

 背後からピッタリと兵士の背中に密着し、その最期を見届けた真凛は、冷たく別れを告げている。兵士の背中にむにゅりと押し当てられ、淫らに形を変えていた張りのある豊満な爆乳。その釣鐘型の巨峰は、膝から崩れ落ちて行く兵士の背中に先端(・・)を軽く擦られ、甘美な刺激を受けていた。ぷっくりとした真凛の妖艶な唇から、扇情的で艶やかな吐息が漏れる。

「……あっ、はっ……ぁんっ……!」

 青いチャイナドレスの中で淫らに汗ばみ、熱を帯びる極上の白い乳房。その熟れた果実は兵士の背中から離れると、ぶるんっと弾んで本来の釣鐘型に戻って行く。ほんの一瞬とはいえ、先端(・・)が擦れた際の淫らな感覚に思わず上擦った声を漏らしてしまった真凛は、気を取り直すように毅然とした表情でキッと振り返り、周囲を見渡していた。その動作で、乳房と桃尻がばるんっと揺れ動いている。

(ヘレンのところにはオルバスが向かっているはず。彼が間に合っていれば良いのだけれど……私も急がないとね)

 どうやらアイアンザックはミサイルスパルタンの基本形態(コアフォーム)に当たる外骨格を装着し、要塞の外に出向いてヘレンのマス・ライダー軽装型と対決しているらしい。入り組んだ要塞内部の情報を収集しながら、独り薄暗い通路を進む真凛は、やがて異臭が漂う奇妙な一室に辿り着いていた。

(ここは……倉庫? でも、この嫌な臭いは……)

 一見すると物資を積載しておく倉庫のようにも見えるフロアだが、生物的な異臭が漂うこの部屋に辿り着いた真凛は不穏な気配を感じ、眉を顰めている。そんな彼女を見下ろすように設置されていたモニターが発光したのは、その直後だった。

「……!」
『ふふっ……シャドーフォートレス島へようこそ。真凛・S・スチュワート君』

 白衣に袖を通した中年の男性が、モニター越しに不敵な笑みを浮かべて真凛を見下ろしている。モニターの光に気付き顔を上げた真凛は即座に彼の「正体」に気付き、鋭く眼を細めていた。モニターに映し出された白衣の男は、悪名高いノバシェードの研究員だったのである。

『やはり君も、こ
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ