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仮面ライダーAP
夜戦編 蒼き女豹と仮面の狙撃手 第2話
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「であれば……私達も急ぐ必要がありますわね。『先客達』と合流出来れば、協力関係を構築出来る可能性もあるでしょう」

 そして、先頭を進んでいるこのチームの紅一点――「仮面ライダーG-verY(ガーベラゼクス)」こと水見鳥清音(みずみどりきよね)は、顔を上げて遠方の爆炎を見遣っていた。自分達の同僚であるオルバスが大暴れしていることも知らないまま、この島に来ていた彼女の両腕には、2丁のGX-05「ケルベロスランチャー」が装備されている。

 赤と白を基調とする重厚な装甲を纏った彼女の勇姿は、「荘厳」の一言に尽きる。「G-6」と刻まれた右肩をはじめ、その全身は頑強な鎧で固められていた。そんな重鎧の下に、スタイル抜群な絶世の美女の肉体が隠されているなど、並の人間ならば想像もつかないことだろう。
 推定Gカップの豊満な巨乳に、細く引き締まった腰つき。そのくびれに対して、むっちりと大きく実った安産型の桃尻。透き通るような白い肌に、艶やかな銀髪。そして、氷のような青い瞳と怜悧な美貌。そんな彼女の扇情的な肢体が、この無骨な重鎧に隠されているのだ。

「……ん、ふぅっ……」

 鎧の内側でじっとりと汗ばんだ彼女の白い柔肌からは、芳醇な女の香りが濃厚に熟成されている。重鎧の中に閉じ込められている彼女の身体から滲み出る甘い匂いは、時間が経つごとにますます淫らに煮詰まり、成熟して行く。過去に生身の状態でノバシェードの戦闘員達に組み敷かれた際は、文字通り身体中にむしゃぶり付かれそうになったこともある彼女の熟れた肢体は、スーツの中でしとどに汗ばみ、さらにその香りを淫らに育てていた。
 頭から首筋、鎖骨に乳房、二の腕や腋下、くびれた腰から大きく膨らんだ巨尻に肉感的な太腿、膝裏に脹脛、さらには足指や足裏、爪先に至るまで。その白く瑞々しい肉体の隅々からは水見鳥清音という極上の女の匂いが分泌され、スーツの内側で特濃のフェロモンとして醸成されている。

 冷静沈着で知的な佇まいとは裏腹に、スーツ内に隠された豊満な肉体から滲み出ている淫らなフェロモンは、淫魔(サキュバス)すら裸足で逃げ出すほどの域に到達している。密閉された外骨格の中で熟成された汗の香りはあまりに扇情的であり、特に汗が溜まりやすい乳房の谷間や腋、鼠蹊部のラインには濃い匂いが染み付いている。

「……それはそうなんだけどさ。何でよりによって、元ノバシェードの森里(コイツ)が来たんだよ。言っておくが、俺はお前のことなんて助ける気は無いからな」
「あぁ、好きにしろ。お前のような単細胞の助けなど、ハナから期待していない」
「な、なんだとっ……!」

 一方、ターボ達の間にはどこか不穏な空気が漂っていた。敬愛していた先輩を旧シェードに殺された過去を持つターボは、元ノバシェードであるタキオンの存在
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