夜戦編 蒼き女豹と仮面の狙撃手 第1話
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この島に単独潜入していた彼女は、オルバス以外のライダー達にも島の情報を流していたのだ。
事前にこの国の現国王から、このシャドーフォートレス島の全情報を渡されていた真凛は、ホークアイザーのことも最初から熟知していたのである。そのため、ホークアイザーに対抗出来る見込みのあるライダー達にも、この島に来るように仕向けていたのだ。
「……大丈夫よ、あなた達ならきっと勝てるわ。そのために、私が呼び寄せたのだから……」
自分の目的に「利用」される形になった4人のライダーに対して、何とも思っていないわけではない。それでも王族の血を引く姫君であり、大切な後輩でもあるヘレンを救うためには、手段を選んではいられなかったのだ。
憂いを帯びた表情を浮かべながらも、真凛は迷いを振り切るように前を向く。そのまま乳房と桃尻をたぷんたぷんと弾ませながら、彼女はホークアイザーが通っていた通路の入り口に飛び込んで行った。そんな彼女の様子を横目で見遣りながら、ホークアイザーは忌々しげに侵入者達の方へと視線を移す。
(……いいだろう、こうなれば1人残らず片っ端から始末して行くだけだ。まずは貴様達から血祭りに上げてやるぞ、仮面ライダー!)
斜面の上に立っているホークアイザーは、下から登って来る新世代ライダー達よりもかなり有利な位置に居る。ここからの狙撃戦で、自分が負ける要素などない。その確信を胸に、ホークアイザーは再び愛銃を構え直すのだった。
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