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魔法絶唱シンフォギア・ウィザード 〜歌と魔法が起こす奇跡〜
AXZ編
第171話:光明への気付き
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の改良に追われていた。つい先日まで改良型LiNKERの作成に追われていたと言うのに、次から次へと解決しなければならない問題に直面してしまいてんてこ舞いと言った様子だった。
それでも弱音だけは吐かないのは、流石と言って良いだろう。
この日も遅くまで了子とエルフナインが資料を片手に賢者の石の浄化作用を打ち破る手段を考えていると、弦十郎が台車に山程の資料を乗せてやってきた。
「待たせたな。関係ありそうな資料を片っ端から集めてきた」
「ありがとうございます!」
「ありがとう。ゴメンね、弦十郎君にこんな事させちゃって」
「気にするな、君達に無茶をさせているのに比べたらこれくらい……」
「わわっ!?」
弦十郎が2人を労っていると、徐にエルフナインが資料を落としてしまった。何だかんだで彼女も疲れが溜まっているようだ。無理もない、知識は豊富でも彼女の体は幼い少女の物なのだから。
「あらら、大丈夫?」
「やはり無理をし過ぎなのではないか?」
「だ、大丈夫です……ん? これは……」
了子と共に崩れ落ちた資料を拾い集めていると、不意にエルフナインが気になる資料を見つけた。穴が空くのではと言う程一つの資料を凝視しているエルフナインが気になり了子が横から覗き込むと、それに記載されているのは、フロンティア事変の最中にガングニールに侵蝕されていた頃の響に関する資料だった。
正直な話、響の治療に関しては結局何の役にも立たなかったその資料。だがそれこそが、今彼女達が抱えている問題に対する答えを齎してくれる一筋の光明である事に、エルフナインは気付いたのだった。
***
その頃、本部内の談話室では颯人が奏と共に、クリスとの話し合いに興じていた。話し合いと言うが、内容的には面談と言った方が正しいかもしれない。
「……で? んだよ、話って……」
「そうツンケンしなさんなって。クリスちゃんにとっても実りある話にするつもりだからさ」
彼女を落ち着けようとのらりくらりとした態度で臨む颯人。傍から見ている奏は、そういう態度が逆にクリスを警戒させているのではないかと口を突いて出そうになったがここは敢えて黙っておいた。余計な口出しをして脱線しては意味がない。
「実り、ねぇ……?」
「そ。突っ込んだ話になるけどさ、クリスちゃんとしては透とこれからどうなりたいの?」
「あ?」
ここで重要なのは、クリスの方に透と仲直りするつもりがあるのか否か。勿論彼女にだって透と仲直りする気はあるのだろうが、そこに辿り着くまでの筋道を彼女自身がどう考えているのかが颯人は知りたかった。
「透に頭を下げさせたい? それともクリスちゃんから透に頭を下げたい?」
「んな事……いきなり言われたって……」
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