第七十六話 次の日も会ってその三十
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「彼をあらゆる意味で大切にしてあげてね」
「あらゆるですか」
「あの子は絶対に千里ちゃんから離れないわよ」
「?そうなんですか?」
「想いが強いからね」
だからだというのです。
「もうあそこまでいったらお引き寄せよ」
「そちらになりますか」
「だからね」
それでというのです。
「もう千里ちゃんが嫌いならいいけれど」
「嫌いではないですね」
そう聞かれるとです。
「困ったところもありますけれど」
「悪い子じゃないわね」
「はい」
そうは思います。
「確かに」
「だったらね」
それならというのです。
「千里ちゃんもね」
「応えてあげるべきですか」
「そうよ」
こう言われるのでした。
そんなお話をして私は自分のお部屋に帰りました、何かどの人も新一君のことを言うので不思議に思いながら。
第七十六話 完
2022・4・24
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