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夢幻水滸伝
第三百十五話 ネクロマンサーの戦いその七

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「その様に」
「していってええか」
「はい」
 市長は今度は答えた。
「その様に」
「ほなな」
「そうされていきますと」
「勢力も順調に拡大出来て」
「そして内政もです」
「整ってくな」
「産業を育成し教育も充実させますね」
「そう考えてるわ」
 内政の内容についても答えた。
「あたしは」
「いいかと」
「そうしていってええな」
「後は予選とも相談して」
「勢力全体の」
「ことを進めていって下さい」
「ほなな」
 ルイーザも頷いた、そうしてだった。
 実際にアンデットの大群を出して自身とその勢力の力を見せた、そうして降った街や村を組み入れてだった。
 内政を推し進めさらにだった。
「ミシガン州全体の街や村に使者を送り」
「降る様に勧められていっていますね」
「当初の予定通り」
「そうしていっていかれていますね」
「戦をするよりもな」
 ルイーザは確かな声で言った。
「こうした方がええやろ」
「戦をすれば何かと大変です」
「お金もかかりますし」
「それに多くの人を動員します」
「軍だけでなくです」
「物資も多く必要です」
「そやからな」
 そうしたことがわかっているからだというのだ。
「あたしもや」
「その様にされますね」
「出来る限り戦はせずに」
「そのうえで、ですね」
「勢力を拡大させていって」
 そうしてとだ、会議に参加している官吏達に話した。
「戦は最後の最後や」
「あくまで、ですね」
「どうしても降らない街や村にですね」
「送るものであり」
「そうでない限りはですね」
「戦はせん、あとあたしが行って」
 ルイーザ自身がというのだ。
「そうしてな」
「そのうえで、ですね」
「アンデット達を出されて」
「攻めますね」
「そうするわ、そしてや」
 そのうえでというのだ。
「攻め落としても降らせるのが目的で」
「それで、ですね」
「降ればそれでよし」
「左様ですね」
「この世界では降れば迎え入れる」
 この不文律もだ、ルイーザは話した。
「そやからな」
「それで、ですね」
「無駄に命は奪わない」
「そうされますね」
「ルイーザ様も」
「そや、決してや」
 敵であっても降ればというのだ。
「それでや」
「ことを進められますね」
「そうされますね」
「これからも」
「そうしてくで、そしてな」 
 そのうえでというのだ。
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