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夢幻水滸伝
第三百十五話 ネクロマンサーの戦いその三

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「その後で」
「そうなんやな」
「無論仕事の分の報酬は払わせてもらいます」
 社長はこのことを約束した。
「そしてです」
「そのうえでか」
「はい」
 まさにというのだ。
「その後で、です」
「市長さんにかいな」
「お話させて頂きます」
「ほなまずは」
「お仕事を見せて下さい」
「ほなな」
 ルイーザも頷いた、そしてこの会社が受け持っている現在の工事に入ったがルイーザはここでだった。
 現場を見てそこの仕事が瞬く間に終わるだけの数と種類のアンデット達を即座に出して彼等を使役して働かせた、重機も使わせてだった。
 仕事をすぐに終わらせた、社長はそれを見てまた驚いた。
「あの、実は一週間かかる仕事で」
「作業員と重機の数でやな」
「そうでしたが」
「人型のアンデットにな」
 ルイーザは社長に静かな顔と声で答えた。
「そこにな」
「さらにですか」
「そや」
 まさにというのだ。
「モンスターがアンデットになったもんもな」
「出されましたね」
「家畜のもな」
「運搬用に」
「そして重機も使わせて」
 アンデット達にというのだ。
「手分けしてな」
「用いられましたか」
「自然とどんなアンデットをどれだけ出して」 
 そしてというのだ。
「そのうえでどう使うか」
「そのことをですか」
「自然と頭で考えられて」
「用いることが出来るのですか」
「そやねん」
「それこそがです」
 まさにとだ、社長はルイーザに話した。
「レベルの高いネクロマンサーです」
「ただアンデットを出すだけやないんやな」
「どういったアンデットをどれだけ出してどう用いるか」 
 この一連のことをというのだ。
「頭の中で出来る」
「それがかいな」
「はい」
 まさにというのだ。
「レベルの高いネクロマンサーです」
「そやねんな」
「ですから」
 それ故にというのだ。
「それが出来るルイーザ様はお流石です」
「そやねんな」
「そして」
 社長はさらに言った。
「これならです」
「市長さんにもかいな」
「安心して紹介させてもらえます」
「そやねんな」
「レベルやステータスに」
 そうしたものに加えてというのだ。
「実際のお働きをです」
「見てかいな」
「判断させてもらいたいと思っていましたが」 
 それでもというのだ。
「ここまでですと」
「問題なしかいな」
「はい」
 まさにというのだ。
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