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インフィニット・ストラトス〜黒き守護者〜
演習にて……
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あった。

「………すまないが風宮、馬鹿の代わりに手本を見せてくれ」
「……わかりました」

 俺はディアンルグを展開しようとすると、

「あ、風宮くん。ヘルメットは外さないといけませんよ」

 そう言ってウィッグを外した。当然、まとめていたネットも外す。

(ここ数日はずっと付けることが癖になっていたからな………)

 中から色素が抜けた銀髪が現れる。その姿に周りが唖然とした。
 そんなことを構わずに俺はディアンルグを展開して宙へと浮き、200mぐらい登ってそこから急下降―――完全停止を行った。

『………』

 その姿を見て全員は沈黙した。

「……風宮。次は武装展開だ。織斑、オルコットもやってみろ」
「了解」

 俺は以前見せた状況を思い描いて射撃武器を展開した。もちろん、エネルギーは装填済み。
 オルコットもライフルを展開しているが、横に向けていたため注意された。
 一夏は展開速度が遅いと注意。だから、素人ですって。

「風宮、オルコット。近接武器を出してみろ」

 俺はそれらを収納(クローズ)し、俺はビームソード《炎閃》を二本展開した。

「―――ああ、もうっ! インターセプター!」

 何故オルコットは武器の名前を叫んでいるんだろう。

「…何票かかっている。お前は、実戦でも相手に待ってもらうのか?」
「じ、実戦では近接の間合いには入らせません! でるから、問題ありませんわ!」
「ほう。織斑と風宮に簡単に懐を許していたようだが?」
「あ、あれは、その……」

 この後、一方的にオルコットに責められた。

「時間だな。今日の授業はここまでだ。織斑、グラウンドを片付けておけよ」
「……祐人」
「後で俺と本音にパフェ奢れ」
「わーい」

 おかしい。率先して帰っていた本音が釣れた。パフェというものは絶大な力を持っているようだ。
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