第三十六話 円卓の騎士達その五
[8]前話 [2]次話
「そう思いますが」
「そやね」
綾乃もそれはと答えた。
「言われてみれば」
「左様ですね」
「騎士道があって」
まずはというのだ。
「身体を鍛える為のスポーツに騎士道が入った」
「そうしたところはありますね」
「そやね、それで円卓の騎士さん達も」
「騎士道スポーツマンシップに五月蠅いのです」
「そやね」
「そしてです」
僧侶はさらに話した。
「お仕えしている我々もとなるのです」
「そういうことやね」
「ですからこれからも」
「こうして戦ってくんやね」
「そうさせて頂きます」
こう言ってだった。
僧侶達は金を残し一礼してからその場を後にした、僧侶達が去ると一行はさらに先に進んでいった、そして。
神霊達との決戦の前に宿屋に入ったがここでだった。
アレンカールは夕食のローストビーフとビーフシチューそれにフィッシュアンドチップスを見て言った。
「美味しそうね」
「はい、その様に作っています」
シェフが笑って言ってきた。
「我々も」
「そうよね」
「確か皆様が起きられた世界では」
「そう、イギリス料理といえば」
ボイルゾベジタブルもあるのでそれを見つつ話した。
「もうね」
「まずいとですね」
「評判なのよ」
このことを言うのだった。
「これがね」
「左様ですね」
「もうイギリスの子が日本に来たら」
八条学園にいる彼等のことも話した。
「お料理の味にとよ」
「驚かれるのですか」
「そうなのよ」
これが、という口調で言うのだった。
「これがね」
「左様ですか」
「だからね」
それでというのだ。
「ここで美味しいイギリス料理が食べられるなら」
「有り難いですか」
「ちゃんと調理すれば」
そうすればというのだ。
「どんな国のお料理も美味しいわね」
「そやな。というかや」
ここでリーも言ってきた。
「映画でもちらりと出てな」
「何やこれはってなるわよね」
「魔法使いの子供の映画のシリーズでもな」
世界的にヒットしたこのシリーズのというのだ、原作は小説でありこれが爆発的なヒットとなったのだ。
「食堂の料理見たら」
「ある意味凄いわ」
「ある意味な」
こう言うのだった。
「ええ意味やなくてな」
「そうよね」
「質素と言うにもな」
「言葉がちゃうわね」
「有り得んわ」
「そこまで凄かったわね」
「ある意味な」
リーはまたこの言葉を出した。
「ほんまな」
「そうよね」
「まあな。イギリスの料理はな」
シェリルも言って来た。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ