第三十六話 円卓の騎士達その二
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「全体として見てそうした子だから」
「ええな」
「ええ、ただナイトかっていうと」
それはというのだ。
「職業もジェネラルで」
「またちゃうな」
「他にもダークナイトの子もおるけれど」
十星連合にはとだ、アレンカールは自分達の仲間のことを思い出しつつそのうえで中里と話していった。
「そやけどね」
「これといっておらんな」
「騎士道を感じさせる子はね」
「また別やな」
「皆確かな誇りや倫理観はあるけれど」
それでもというのだ。
「騎士道とはね」
「また別や」
「そうなのよね」
「かく言う僕等もな」
芥川も首を少し捻りつつ言った。
「そういうのはな」
「持ってへんでしょ」
「騎士道ってのはな」
「あれはまた別ね」
「逆に欧州の連中にはあるわ」
彼等にはというのだ。
「特に神星の五人にはな」
「そのまま五騎星やしね」
「そや、あっちにはほんまに円卓もあるし」
「円卓の騎士のね」
「そこに全員で座ってるしな」
欧州の星の者全員でというのだ。
「そう思うとな」
「騎士は欧州よ」
「そやな、その騎士の中でもな」
「騎士の中の騎士と言うべきよ」
「円卓の騎士と戦うな」
「これからね」
「ほなそうしたことも頭に入れて」
「戦っていきましょう」
「そうしよな」
こう話してだった。
一行はさらに進んでいった、するとナイトや魔術師といった人の敵が多く出て来た。その彼等を見てだった。
綾乃はこれはという顔になった、そのうえで仲間達に言った。
「欧州の系列の職業の人が多くて」
「侍とかは少ないな」
「そやね」
シェリルに対して話した。
「どうも」
「私も思ったわ」
シェリルはそれはと返した。
「ほんまな」
「そやね」
「ああ、やっぱりそこはな」
「欧州の神霊さん達で」
「騎士やからな」
「配下の人等の職業もやね」
「その影響が出てるわ」
こう綾乃に話した。
「ほんまな」
「そういうことやね」
「逆に日本や中国がルーツの神霊さんやとや」
「そっちの職業が多いし」
「仕える人等の職業もな」
その彼等のというのだ。
「そこが影響してるわ」
「そういうことやね」
「そうしたこともわかれば」
シェリルはこの言葉と共にだった。
攻撃の術を放つと同時に自分の前に術の壁を出した、それで前から来た敵の術を跳ね返しそれを逆に放ってきた敵の羊人の僧侶に浴びせた、そうして倒してからまた言った。
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