第二章
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空に一条の光が放たれ青いお空に黄金の文字でSOSと書かれました、その文字は近くの飛行機や船に見られてです。
すぐに一隻の海上保安庁の船が離島に来て保安庁の人が二人のところに来ました。
「お二人のご家族から捜索と救助の依頼が出ていまして」
「それで、ですか」
「俺達を探していてくれたんですか」
「はい、ですが」
それでもというのです。
「この島の辺りはです」
「捜索していなかったんですか」
「そうでしたか」
「まだ。ですがお空にSOSの文字が浮かんだので」
黄金バットが出したそれがです。
「連絡を受けてです」
「来てくれたんですね」
「そうですね」
「はい、ご無事で何よりです」
こう二人に言うのでした。
「では今から本土に送らせてもらいます」
「全ては黄金バットのお陰です」
「あの人が出て来てくれてです」
二人は突如離島に出て来てくれた彼のことを話しました。
「SOSの文字を出してくれたので」
「本当に助かりました」
「そうですか、また黄金バットが活躍してくれましたか」
保安庁の人はそのお話を聞いて笑顔で頷きました。
「本当にまた何と言っていいか」
「はい、本当にそうですよね」
「まことに」
「全くです、それで黄金バットは何処にいるのでしょうか」
保安庁の人は二人に尋ねました。
「それで」
「はい、SOSのサインを出してくれるとです」
「すぐに何処かに飛び去ってしまいました」
「そして今はです」
「また何処かで困っている人を助けているのでしょう」
「そうですか、では船に乗って下さい」
保安庁の人は二人の話をここまで聞いて言いました。
「ヨットは修理出来そうですし曳航しますね」
「そうしてくれますか、それじゃあ」
「今からお願いします」
「それでは、では行きましょう」
保安庁の人は笑顔で言って二人を船に乗せました、そうしてヨットも曳いて出発しました。黄金バットのお陰で二人は無事助かりました。
黄金バット第五十一話 完
2023・5・31
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