第一章
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黄金バット
第五十一話 離島にいる人達を救え
日本には数多くの島があります、その中には殆どの人が知らないし近寄りもしない文字通りの離島もあります。
そのうちの一つの島にでした、今二人の若い男の人達がいました。男の人達は困った顔でお話しています。
「参ったな」
「全くだ」
「ヨットで遊んでいたら遭難するなんて」
「海が突然荒れて」
「用心していたけれど」
「海は怖いな」
「本当にな、救助を呼ぼうにも」
そうしようとしてもです。
「俺達の携帯は船の中に置いていたけれどな」
「嵐の時に海水が船の中に入ってその時に海水に浸かった」
「それで壊れてしまった」
「いざという時に携帯も用意していたのに」
「肝心のそれが壊れるなんてな」
「防水処置をしておけばよかったな」
「今思うとな、しかしそんなことを言ってもな」
離島の海岸でぼろぼろになったたヨットと何処までも続く海を見つつ言います、海もお空も物凄く青いです。普段はとても心地よいその青もです。
今はとても恨めしく思えます、自分達を世の中から隔絶してしまったことを知らしめるその二つの青も見ながらです。二人はさらに言いました。
「仕方ない」
「助けが来るまでここで頑張るしかないか」
「サバイバルをしてな」
「ヨットに付けていたGPSも嵐の中で壊れたから救助が来るかどうかわからないが」
「俺達の居場所がわからないからな」
「だが今は待とう」
「助けの人達が来るのを」
二人で話して覚悟を決めて助けの人達が来るまでサバイバルをして頑張ろうと誓い合いました、ですがここで。
「ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」
「!?この笑い声は」
「まさか!?」
二人は笑い声がした方を見ました、すると。
二人から離れた離島の海岸のところに黄金バットがいました、黄金バットは両手を腰に置いて裏地が赤い黒マントをたなびかせ堂々と立っています。
そしてです、黄金バットは先が六角形の宝玉になっている黄金のステッキを出して右手に持って天高く掲げるとです。
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