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夢幻水滸伝
第三百十四話 イリノイ州を統一したうえでその十二
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「知りましょう」
「わかりました、ほなです」
「お話させてもらいます」
 ルイーザもギンズバーグもそれならと答えた。
「今から」
「そう言ってくれるんなら」
「飲んで食べながら」
 自分と同じメニューを食べている二人に述べた、鮭のムニエルに鯉のフライ、サラダにコーンポタージュにパン、ボイルドベジタブルといったメニューである。
「そうしましょう」
「では順番ですね」
「それを決めますか」
「ルイスさんは棟梁ですさかい」
「最初ですね」
 二人でルイスに話した。
「それで次は誰か」
「あたし達の中で」
「ジャンケンで決めようか」
「そうする?」
 今度は二人で話した。
「今から」
「同じ人の星のモンとして」
「それがいいですね」
 ルイスも賛成した。
「ほなです」
「今からジャンケンします」
「そうさせてもらいます」
「それで決めて下さい」
 こう話してだった。
 二人でその場でジャンケンをした、すると。
 ルイーザはパーを出しギンズバーグはグーを出した、これで決まりだった。・
「ほなあたしが二番目で」
「僕が最後だね」
「これで決まりですね」
 ルイスは白ワインを飲みつつ応えた。
「お話の順番は」
「そうですね、ほなです」
「今からお話をしましょう」
「まずは私ですね」
 ルイスは一呼吸置いてから述べた。
「そうですね」
「お願いします」
「これから」
「では」
 こうしてだった。
 ルイスは自分のこの世界でのこれまでのことを話した、それが終わってから二人に対して微笑んで言った。
「こうしたもので」
「色々ありましたね」
「ルイスさんも」
「おもろい話やないと思いますが」
「いえいえ、それが結構です」
「充実してました」
 二人で述べた。
「ほんまにです」
「ええお話でした」
「そうやとええですが。では」
 ルイスは二人の返答に気をよくして述べた。
「これからです」
「まずはあたしで」
「次は僕で」
「お願いしますね」
「では」
 まずはルイーザが応えた。
「そうさせてもらいます」
「ワインを飲まれますか?」  
 ここでルイスはこうも言った。
「それで」
「あっ、はい」
 ルイーザも応えた、そして。
 ルイスが差し出したボトルから酒を受け取って一口飲んで喉を潤してから言った。
「はじめますね」
「それでは」
「まあおもろい話やなくとも」
 それでもというのだった。
「最後まで聞いて下さい」
「いえいえ、当然です」
「最後まで、ですか」
「聞かせてもらいます」
 こう答えるのだった。
「これより」
「それでは」 
 ルイーザも頷いた、そうしてだった。
 それぞれのこれまでのことが話された、それは彼等が
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