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夢幻水滸伝
第三百十四話 イリノイ州を統一したうえでその九

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「その水路、航路はです」
「どうしますか?」
 ギンジバーグがそのことを問うた。
「そちらは」
「勿論充実させます」
 これがルイスの返答だった。
「そちらも」
「そうですか」
「五大湖の存在は大きいです」
 ルイスは強い声で述べた。
「その水路、航路を発展させれば」
「僕達が得られる利益は大きいですね」
「そやからです」
 だからだというのだ。
「五大湖の方もです」
「手を入れていきますか」
「これまではなおざりでした」
 五大湖の方はというのだ。
「そやけどこれからはです」
「五大湖の方もですね」
「貿易や漁業を拡充させてです」
 そうしてというのだ。
「航路の安全を確保します」
「水軍ですね」
 ルイーザがこの軍のことを言った。
「そうですね」
「はい、水軍を拡大し」
「そしてですね」
「五大湖にいる賊やモンスターも征伐し」 
 そうしてというのだ。
「安全を確保して」
「そのうえで、ですね」
「航路を守ります」
 五大湖のそれのというのだ。
「私達が勢力に収めている湖はミシガン湖とヒューロン湖ですが」
 この二つの湖だがというのだ。
「どちらもです」
「治安を改善しますか」
「そうします、安全が確保出来れば」
 そうなればというのだ。
「貿易や漁業も盛んになりますね」
「そうですね」
「そうですさかい」
 だからだというのだ。
「五大湖の方もです」
「政においてですか」
「よおしますか」
「そうします、ではインジアナ州に勢力を拡大させつつ」 
 そうしながらというのだ。
「内政も整えていきましょう」
「わかりました」
「ほなです」
 二人も頷いた、そうしてだった。
 三人で一つの勢力になりそれぞれの勢力圏の内政も進めていった、そのうえでインジアナ州の街や村に使者を送ってだった。
 彼等に降る様に言っていった、すると。
「イリノイ州方面からだけでなく」
「はい、ミシガン州方面からもです」
「そしてケンタッキー州方面からもです」
 ルイーザとギンズバーグはルイスにイタリアンレストランでピザやパスタを食べつつ話した、ピザは色々なものが上にありパスタはスパグゲティやマカロニがある。
「勢力が順調に拡大され」
「勢力圏がつながってきていますね」
「陸路からも、このままです」 
 ルイスは赤ワインを飲みつつ話した、夕食なので酒を飲んでいるのだ。
「インジアナ州を完全にです」
「掌握しますね」
「そうしますね」
「そうましょう、そしてです」
 ルイスは二人にさらに話した。
「内政もです」
「かなりの予算を投入していますし」
 ルイーザはミートボールが入ったトマトソースのスパゲティを食べつつ応えた。
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