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夢幻水滸伝
第三百十四話 イリノイ州を統一したうえでその八
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「これからもですね」
「それは変わりません」
「やっぱりそうですね」
「勢力圏は常にです」
 まさにというのだ。
「的確な内政をです」
「進めていきますね」
「はい」
 まさにというのだ。
「これからも」
「今僕達はイリノイ州、ミシガン州、ケンタッキー州を掌握していますね」
「あたし達がそれぞれ統一した州や」
 ルイーザが言ってきた。
「まさにな」
「そう、それでね」
「あたし達が三人でやってくって決めたから」
「三つの州が僕達の勢力圏になったね」
「それで三つの州の統治を進めて」
「そしてや」
 そのうえでというのだ。
「あたしが思うに三つの州の接点である」
「インジアナ州ですね、既にです」 
 まさにとだ、ルイスはここでルイーザに答えた。
「私も勢力を伸張させています」
「そうですか」
「既にですか」
「そして私達それぞれの州の接点となる州なので」
 そのインジアナ州はというのだ。
「これまでよりもです」
「そうですね、あたし達からもです」
「勢力を伸張させましょう」
 二人もルイスに応えて言った。
「三つの州からそれぞれインジアナ州を掌握していき」
「三方からそうしてです」
「あの州を完全に掌握して」
「三つの州の接点にしましょう」
「そうしましょう、そしてです」
 ルイスは二人にさらに言った。
「往来も内政もです」
「順調に出来る様にしますね」
「それぞれの勢力圏を陸地でつないで」
「イリノイ州とミシガン州は水路でつながっています」
 五大湖のそれでというのだ。
「ですがそれでもです」
「僕のケンタッキー州とルイスさんのイリノイ州は州境を接していますけれど」
「ミシガン州とはですね」
「ちゃいますね」
「イリノイ州から水路で行けてもです」
 ミシガン州にというのだ。
「やはり陸でもつながってますと」
「何かと楽ですね」
「そやからです」
「今の僕達はですね」
「内政を充実させ」
 そうしてというのだ。
「そのうえで、です」
「インジアナ州を掌握しますね」
「そうしましょう」
 二人にあらためて話した。
「ここは」
「はい、それでは」
「そうしましょう」 
 二人も頷いた、そうしてだった。 
 三人であらためてこれから共にことを進めていく同志となったことを誓い合う乾杯をした、それぞれの飲みものでその様にしてだった。
 三つの勢力を一つにした、その本拠地はシカゴとなったが。
 シカゴにおいてだ、ルイスは仲間達を迎えてから言った。
「これより共ことを進めることになりましたが」
「はい、内政を推し進め」
 ルイーザは円卓に座りそこで共にいるルイスに応えた、当然そこにはギンズバーグも座して共にいる。
「そうしてですね」

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