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夢幻水滸伝
第三百十四話 イリノイ州を統一したうえでその七

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「そのうえで僕達を呼んで話すことは」
「やっぱり」
「はい、出来ることならです」
 ルイスは自分に顔を向けてきた二人に答えた。
「私もです」
「平和にことを進めたい」
「そうですか」
「三人でやっていきませんか」
 ルイスは自分が話したいことをここで話した。
「これからは」
「それで勢力を拡大してですね」
「やがてはアメリカを統一して」
「そして世界もですね」
「救いますか」
「そうしたいのですが、まずはこの三人とです」
 そしてというのだ。
「三州からです」
「イリノイ、ミシガン、ケンタッキーの三州」
「その三州からですか」
「勢力を拡大して」
 そうしてというのだ。
「そのうえで、です」
「アメリカも統一して」
「世界もですか」
「今アメリカはメルヴィルさんとトウェインさんがかなりの勢いで勢力を拡大されていますが」 
 このこともだ、メルヴィルは頭にあった。
「しかしです」
「それでもですね」
「僕達もですね」
「はい、ここでです」
 まさにという言葉だった。
「勢力を拡大させて」
「そうしてですか」
「そのうえで、ですか」
「世界を救いましょう」
 こう言うのだった。
「これより」
「そしてここで、ですね」
「僕達の返事をですね」
「お聞きしたいです」
 こうも言うのだった。
「宜しいでしょうか」
「反対する理由はないです」
 まずはルイーザが答えた。
「あたしは別に権力とか覇権とかに興味はないです」
「僕もです、誰がリーダーでもええです」 
 ギンズバーグも言ってきた。
「ほんまに」
「そうですさかい」
「ルイスさんがそう言われるならええです」
「一緒にやっていきましょう」
「これからは」
「ほな」 
 笑顔でだった。 
 ルイスは二人に頷いた、そうして二人にあらためて言った。
「これから宜しくお願いします」
「こちらこそ」
「三人でやっていきましょう」
「はい、そしてです」
 そのうえでというのだ。
「まずは周辺の州の掌握をです」
「進めますか」
「そうしていきますか」
「そうしましょう、ただ平和的にです」
 その様にというのだ。
「ことを進めましょう」
「そうですね、どうしても従わない勢力とは戦うしかないですが」
 ギンズバーグはその場合はと答えた。
「そやけどです」
「それでもですね」
「出来ることならです」
「平和にですね」
「ことを進めましょう」
「それが一番ですね」
「それとルイスさんは内政優先ですが」
 彼のこのことも話に出した。
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