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IS 転生白書 オリ主が奏でる新しいインフィニット・ストラトス
事件が終わって・・・!
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ずっと。

 「・・・よく、頑張ったな」

 「あ・・・・・・・」

 衝撃。堪えきれないで、涙が出て拓夢君の服を濡らしてしまう。
 “頑張ったな”その一言が、凄く嬉しかった。
 謝られるんでもない、同情されるんでもない。私がした事を認めて、そして受け止めてくれた。
 その一言が、どうしようもなく、私の心を揺さぶる。

 「拓夢、くん・・・」

 「清香・・・」

 抱きしめるのを解いたけど、まだ近い。私が見上げるようにして、拓夢君との顔の距離が十数センチ。鼻がぶつかってしまいそうな距離・・・。
 そうする事が当たり前のように、私は目を閉じた。そして、ちょっと上を向く。
 彼の名前を呼ぶ。緊張で、口がすこし鈍い。でも、このドキドキは嫌じゃない。心地いい。
 
 拓夢君も緊張しているのが、声を聞いて分かる。私の名前。呼ばれただけで、心臓が跳ねたみたい。・・・息が、かすかにかかる。
 きっと、私達の距離は数センチもない。あとちょっと、距離を詰めるだけで・・・・。


 バァンッ!!


 「拓夢、清香大丈夫か!!」

 「拓夢さん、清香さんお体は大丈夫ですの?」

 「拓夢ー!清香!あんた達平気なの!?」

 「拓夢、清香っ!無事か!?」

 「「あ・・・・・・」」

 突然、勢い良く開け放たれたドア。そして、なだれ込んできた一夏君たち。
 それに驚いて目を開けると、拓夢君の顔が直ぐ近くにあって驚いて、顔が赤くなったまま一夏君たちのほうを見る。

 「「・・・・・・」」

 なんとも言えない気まずさ。そしてそれを破ったのは・・・・・・

 「「ご、ごめんなさい!!」」

 一夏君たちの一糸乱れぬ謝罪の言葉。
 あと。あと少しだったのにー!!
 拓夢君との事は、お預けのようだった・・・・・・。
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