暁 〜小説投稿サイト〜
IS 転生白書 オリ主が奏でる新しいインフィニット・ストラトス
事件が終わって・・・!
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ントをすれば、それが真実のように聞こえてしまうのは予想に容易い。
 
 「無人機のコアはどうだった?」

 「・・・あ、はい。登録されていないコアでした」

 沈黙を破ったのは千冬。発せられたのは、無人機の方の話だ。
 それに搭載されていたのは、間違いなくISのコア。ありえないとは思うが、登録されているコアならば何者がこれを送り込んできたのか、その手がかりになるかもしれない。
 その返答は、千冬にやはりと思わせるものだった。

 未登録のコア。それが意味するのは、コアを作れる者が無人機を製作したという事。
 些か飛躍のし過ぎかとも思われかねないが、千冬はそれが正解だと思っていた。

 「何か心当たりがあるんですか?」

 「いや、ない。今はまだ──な」

 だが、証拠は無い。それ故に千冬は口を濁した。 
 ここで明言しても、それを証明する手立ては無いのだから。

 黙ってモニターを眺める千冬の視線は、現役の頃のように鋭くなっていった。





 IS 転生白書 オリ主が奏でる新しいインフィニット・ストラトス
                      第33話 事件が終わって・・・!





 「清香っ!」

 目が覚めると、私の手を握る拓夢君が居た。
 まだ頭がぼーっとしている。視界もちょっとゆらゆらしてるし、ここが何処だか分からない。

 「よかった、目が覚めた。・・・ここは保健室だぞ。それにしても、清香が倒れたって聞いて驚いた・・・」

 倒れた?私、どうして倒れたんだっけ・・・。
 確か、拓夢君と試合を見ていたらISが乱入してきて、観客席が壊れて先輩が怪我して、外に出て・・・・・・。

 「ああっ!」

 「ど、どうした!?」

 急に大声を出して起き上がった私を気遣って、拓夢君が心配そうな顔をした。

 「だ、大丈夫。そういう事じゃなくて・・・」

 「そういう事?・・・えっと、どうしたんだ?」

 立ち上がる──まではいかなかった私は、拓夢君が椅子に座ったのを見て話はじめた。
 拓夢君がアリーナの中へ行った後の事を・・・。

 「・・・・・・そうか」

 「うん。・・・でも、大丈夫!ほら、この通り怪我も───ッ」

 「・・・・・・ッ!」

 怪我も問題ないよ。そう言おうとした所で、私の言葉は遮られてしまった。
 だって、拓夢君が私を抱きしめたから。

 驚いて言葉がでないって事を始めて経験しているのかもしれない。
 拓夢君が私の頭を抱えるように抱きしめているせいで、私の顔が拓夢君の胸に当たっている。
 どくん、どくんって心臓の音が聞こえてくる。その間隔は少し速いのかな。
 きっと私も速くなってる。いつもより
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ