第七百十六話 蜥蜴と亀その七
[8]前話 [2]次話
「人が生きるのに」
「その為にですね」
「その水の象徴としてだ」
「愛されていますか」
「ただこのコーナーにはいないが」
それでもというのだ。
「ワニガメは気性が荒くな」
「他の亀達とはですか」
「一緒にいられずな」
それでというのだ。
「別のコーナーにだ」
「いますか」
「そうなっている」
こう上等兵に話した。
「これがな」
「そうなのですね」
「そしてだ」
大尉はさらに話した。
「蜥蜴や亀は色がわかる」
「爬虫類はですね」
「哺乳類は人や猿以外はわかるものは少ないが」
「犬や猫もですね」
「そうだ、殆どの星の哺乳類はな」
彼等はというのだ。
「色がだ」
「わからないですね」
「そう進化している」
「そうなのですね」
「だから犬や猫もな」
人間と共にいる彼等もというのだ。
「地球から生まれたが」
「その地球の哺乳類は色がわからない」
「だからだ」
そうした進化の為にというのだ。
「犬や猫はな」
「色がわからず」
「見えている世界はな」
それはというと。
「白黒だ」
「そうしたものですね」
「しかしな」
それでもというのだ。
「蜥蜴や亀はな」
「色がわかりますね」
「そうした進化をしている」
「そうなのですね」
「そうしたこともな」
「知ることですね」
「それも学問だ」
その一環だというのだ。
「まさにな」
「そういうことですね」
「それでだが」
大尉は話を続けた。
「このコーナーにいる彼等もな」
「色を把握して」
「そしてだ」
「ここにいますね」
「そうなのだ」
「そうですか」
「色がわかるかどうかも」
このこともというのだ。
「生きものによる」
「それも面白いですね」
「そうだな、これだけの種類の蜥蜴や亀達がな」
「色がわかる」
「そうだ」
まさにというのだ。
「今話した通りにな」
「そうなのですね」
「我々を見てもな」
蜥蜴や亀達がというのだ。
「そうなのだ」
「それは面白いですね」
「イグアナもな」
見ればリクイグアナもいてサボテンを食べている。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ