第三十五話 道教の神々その十一
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「そうやな」
「ほんまの死の属性やとな」
「回復系の術でダメージを受ける」
「そこを衝くな」
「それと火ね」
アレンカールはこの属性の話をした。
「アンデットといえばね」
「そや、火にも弱い」
芥川はアレンカールにも答えた。
「屍を焼くさかいな」
「そうよね」
「そやからな」
だからだというのだ。
「ここはな」
「回復系とね」
「火の属性でや」
「攻めてくのね」
「相手の弱点を衝くことはな」
このことはとだ、芥川は話した。
「何時如何なる時でもで」
「それでよね」
「今回もでな」
「そうして攻めていくわね」
「そうするで」
「わかったわ」
アレンカールも頷いてだった。
芥川の言う様な攻撃にかかった、それを十人で行い十王をそれぞれ倒していき最後の五道転輪王も倒してだった。
十王を全て勝ってだ、芥川は言った。
「よし、これでや」
「また先に行けるね」
「そうなったで」
綾乃に笑顔で答えた。
「めでたくな」
「そやね」
「うむ、見事な戦ぶりだった」
都市王がまた出て来て言って来た。
「褒めて遣わす」
「そうしてくれまっか」
「事実だからな、しかしだ」
都市王は芥川にこうも言った。
「そなた達随分と連携がいいな」
「十人のそれが」
「一人一人も強いが」
それだけでなくというのだ。
「連携もだ」
「出来てますか」
「充分以上にな」
「そうでか」
「その連携がだ」
まさにというのだ。
「実にだ」
「ええですか」
「だからだな」
芥川に怖い顔を綻ばせて話した。
「強いのだ」
「一人一人だけやなくて」
「連携も出来ているからな」
「戦うならそういうのも大事ですね」
「その通りだ、それが出来ているからな」
一行はというのだ。
「さらに強い、ならだ」
「その強さをですか」
「維持することだ」
「これからも」
「そうだ、そしてだ」
そのうえでというのだ。
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