第三十五話 道教の神々その七
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「そんなもんはな」
「暴力に過ぎんでな」
「それでや」
そうしたものだからだというのだ。
「絶対にや」
「振るったらあかんな」
「そして媚び強いとはな」
「またちゃうな」
「そや」
まさにというのだ。
「虐待は何も教えん」
「ただの暴力でな」
「そこにあるものは何もない」
リーは強い声で言い切った。
「生徒に何か教えるどころか」
「トラウマ植え付けるな」
「何かな」
どうかという顔でだ、中里が言ってきた。
「そういうのわかってへん学校の先生多いな」
「そやな」
芥川もそれはと応えた。
「どうも」
「日本はな」
「無茶苦茶な先生が多いわ」
「質の悪いな」
「ええ鉄は釘にならんで」
芥川はさらに言った。
「ええ人は学校の先生にならん」
「そんな状況やな」
「ずっとな」
これは戦争が終わってからのことの様だ、そこに戦後教育の病理の温床と言われる日教組即ち日本教職員組合の存在が大きいと言われている。
「もう能力も人格もあかん」
「そうしたな」
「どうにもならんのがや」
「なる仕事やな」
「そう言われてるのがな」
まさにというのだ。
「学校の先生や」
「そやな」
「日本ではな」
「そのことを覚えておいて」
そうしてというのだ。
「そのうえでな」
「世の中見てくしかないな」
「それでやってくしかな」
「そやな、それで僕等はこっちの世界ではな」
「教育も政にあるしな」
その中にというのだ。
「それやとな」
「確かな教育も行っていかんとあかんわ」
「せめてそんな屑は教師にしたらあかん」
「ほんまな」
こう話すのだった、一行はそうした話もしながら先に先にと進んでいった。中国の宮殿を思わせる場所に暗いピラミッドの中の様な石造りの階にも入ったが。
ここでだ、中里は怪訝な顔になって言った。
「何やここは」
「ピラミッドの中か。いや」
シェリルは怪訝な顔になった中里に述べた。
「ちゃうな」
「ちょっとな」
「そうした感じやな」
「どうにもな」
「ここはな」
まさにというのだ。
「また別や」
「お墓みたいやけどな」
それでもとだ、中里は周りを観つつ話した。
「ピラミッドとはな」
「またちゃうな」
「ここは何や」
「驪山陵か」
施が言った。
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