第四十六章
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。電車の後ろから桜井とデネブが出て来て良太郎に声をかける。
「野上、先に行っている!」
「遅れるなよ!」
「二人共もう行くんだ」
「ああ、戦いは待っちゃくれないからな」
「まずは俺達が先に行っている」
桜井もデネブも走る列車の後ろから良太郎に声をかけていた。
「早く来いよ!」
「待ってるぞ〜〜〜〜〜」
二人はこう言い残して姿を消した。後に残ったのは良太郎であった。しかしその彼も。
「皆、行こう」
「当たり前だろ!」
「良太郎がいないとはじまらないんだし」
「ほなはよ乗れ!」
「また戦いのはじまりだよ」
「参るとしよう」
まずイマジン達がまた彼に声をかけた。
「うん、それじゃあ」
良太郎がデンライナーに入ると。今度はハナとコハナが彼に声をかけるのだった。
「今度の敵だけれどね」
「知りたい?」
「うん」
乗ってから二人に対して頷く。
「何なの?今度は」
「ファンガイアよ」
「ファンガイア」
「時空は移動しないみたいだけれどかなり凶暴なのよ」
「人に変身できるし人のエナジーを吸い取って消してしまうのよ」
「消してしまうって」
それを聞いた良太郎の顔が一気に曇った。
「そんな、それじゃあ」
「だから一刻も早く倒さないといけないのよ」
「わかったわね」
「わかったよ。それじゃあ」
ハナとコハナのその言葉に頷く。そして。
「行こう」
あらためて一同に告げた。
「皆を守る為に」
「よし、そうこなくっちゃな!」
「良太郎君、また御願いね」
モモタロスが声をあげたその時にナオミも姿を現わして良太郎に声をかけてきた。
「これからもね」
「はい、御願いします」
ナオミのその言葉に頷きつついつもの車両の中に入るとそこにはもうオーナーがいて。
「それでは発進です」
「はい、御願いします」
微笑んでオーナーに対して答えた。デンライナーは再び動きだした。戦いがまたはじまろうとしていた。しかし良太郎と仲間たちの顔は華やかだった。あらたなる戦いを前にしても。
仮面ライダー電王 約束の場所 完
2008・5・27
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