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夢幻水滸伝
第三百十四話 イリノイ州を統一したうえでその五

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「雅があります」
「それが和歌なのですね」
「そして基本的に平和なものですか」
「そうですか」
「左様です、兎角私はです」
 ルイスはというのだ。
「戦は出来るだけです」
「避ける」
「せずに済むならそれでよし」
「そうしたお考えですね」
「左様です」
 まさにとだ、ルイスは官吏達に答えた。
「私は。そしてです」
「お二方ともですね」
「使者を送り」
「まずお話をされますか」
「そうお考えですか」
「そうです、では使者を送りましょう」
 実際にとだ、こう言ってだった。
 ルイスはルイーザそしてギンズバーグに使者を送り会談を申し出た、ルイーザはその死者の話を聞いてから周りの者達に言った。
「さて、どないしよか」
「ルイス様といえば極めて穏やかな方だとか」
「平和を愛されると聞いています」
「そして戦を好まれない」
「善政を敷かれているそうですが」
「起きた世界でもええ人や」
 ルイーザはぽつりとした口調で述べた。
「あの人は」
「そうなのですね、ではです」
「私共としてはお話をされるべきかと」
「ギンズバーグ様もお誘いを受けているそうですし」
「それでは」
「そうしよか」
 こう言うのだった。
「この度は」
「はい、それではです」
「そうしましょう」
「会談のお話を進めましょう」
「これより」
「ほなな」
 ルイーザはそれならと頷いてだった。
 官吏達に会談を受けると答えた、そして。
 ギンズバーグもだ、自身の側近達に答えた。
「受けるよ、ルイスさんの申し出」
「会談に臨まれますか」
「そうされますか」
「あの人とは起きた世界でよおしてもらってて」
 そしてというのだ。
「ええ人やってわかってるし」
「だからですか」
「それで、ですか」
「会談を受けられて」
「そうしてですか」
「そうするわ、あの人やと」  
 ルイスへの信頼感も見せて話した。
「安心出来るし」
「だからですか」
「会談に臨まれ」
「あの人のお話を聞かれますか」
「そうされますか」
「まずはな」
 こう言うのだった。
「そうするわ」
「わかりました、ではです」
「会談を受けると答えましょう」
「そしてそのうえで、です」
「ルイス様とお話しましょう」
「ほなそういうことで」
 ギンズバーグもだった。
 ルイスとの会談に応じることにした、それから詳しい話をしてそのうえでだった。
 二人はシカゴでルイスと会うことにした、ルイスは二人を自分に提供してもらった官邸に招いてそこで話をすることにした。
 二人を官邸の中庭に呼ぶとだ、彼はそこにある席に三人で座ってから言った。
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