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夢幻水滸伝
第三百十四話 イリノイ州を統一したうえでその四

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「お二人とどうしていくか」
「それが課題ですね」
「まさに」
「今の我々は」
「やはり穏健にです」
 戦を避けてというのだ。
「ことを進めたいです」
「左様ですね」
「ではです」
「その様にしていきましょう」
「他の州でも」
「そしてですが」
 ルイスはさらに話した。
「他の州の星の人達です」
「ルイーザ様とギンズバーグ様ですか」
「お二方ですか」
「彼等ともです」
 まさにというのだ。
「お話をしたいので」
「そうなのですか」
「あの方々ともですか」
「お話をされたいですか」
「そうお考えですか」
「はい」
 そうだというのだ。
「私としては」
「そうですか、ではです」
「あの方々にも使者を送られ」
「そしてですか」
「お話をされますか」
「そうしたいです」
 是非にというのだ。
「これから」
「ではですね」
「実際に使者を送られますね」
「そうされますね」
「これより」
「そうします、私は兎角です」 
 ルイスは自分の考えを述べた。
「戦は好きやないです」
「左様ですね」
「これまでのルイス様を見てわかります」
「ルイス様は戦がお嫌いです」
「そうした方です」
「起きた世界でも商業科にいますが」
 八条学園高等部のだ、実は彼は学校の中ではかなり優秀な生徒であり成績は学年でもトップクラスである。
「そちらでもです」
「こうしたお考えですか」
「そうなのですか」
「平和を愛されていて」
「戦はお嫌いですか」
「普通にお仕事をするにも」
 それにもというのだ。
「やはり平和であれば」
「そうであればですね」
「それに越したことはないですね」
「平和が一番ですね」
「何といっても」
「ですから」
 そう考えるからだというのだ。
「起きた世界でも争わない様にしています」
「そういえば和歌がお好きだとか」
「日本の詩の」
「そちらがお好きですね」
「いいものです」
 ルイスは和歌についても笑顔で述べた。
「非常に」
「そうですか」
「では和歌も争わないものですね」
「左様ですね」
「武士や軍人といった戦をする人達が詠われてもです」
 そうしたものでもというのだ。
「そこには雅、花鳥風月があり」
「それで、ですか」
「平和なのですか」
「和歌もまた」
「戦を詠ってもです」
 それでもというのだ。
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