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オズのカリフ王
第五幕その四

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「今から嬉しいからな」
「歌って踊ろうぞ」
 ノーム王が応えました。
「そうしようぞ」
「是非な」
「そしてじゃ」
「もっと楽しもうぞ」
「それがよいぞ」 
 こうお話してです。
 ノームとドワーフの人達は飛行船の中で歌って踊りました、そして楽しく汗をかきましたがこの時もです。
 つぎはぎ娘も一緒でした、その歌と踊りが終わりますと。
 ジョージ達五人はつぎはぎ娘に言いました。
「つぎはぎ娘って歌と踊りが好きだね」
「本当にそうだね」
「そのことがわかるわ」
「一緒にいたら」
「歌と踊りになったらいつも参加してるからね」
「ええ、あたしの食べものと飲みものはね」
 つぎはぎ娘は五人に答えました。
「皆の笑顔とね」
「歌と踊り」
「この二つだね」
「何と言っても」
「そうだからなのね」
「いつも参加するのね」
「それで誰もやっていなくても」
 その時もというのです。
「こうしてよ」
「歌って踊るね」
「自分からも」
「それで楽しんで」
「栄養にする」
「そうしてるのね」
「そうよ、あたしの食べものと飲みもので」 
 歌と踊りがというのです。
「生きがいでもあるわ」
「もう歌と踊りがないとか」
「あたしは退屈で仕方ないわ」 
 ノーム王にも答えます。
「だから動画にも撮ってね」
「皆にも視てもらってるのう」
「そうもしてね」
 そしてというのです。
「一日の間に何十曲もよ」
「歌って踊っておるか」
「もうどんなジャンルの曲でも」
「そうしておるか」
「そうよ」
 実際にというのです。
「あたしはね」
「ううむ、わし等も歌と踊りが好きだが」
「あたし程じゃないのね」
「お前さんは別格だ」 
 まさにというのです。
「生きがいで一日ずっと踊っておるからのう」
「何十曲もね」
「だからな」
 それでもというのです。
「別格じゃ」
「そうなのね、じゃあまたね」
「踊るか」
「褒めてもらって嬉しくなったから」
 それでというのです。
「また踊るわ」
「ではのう」
 ノーム王も頷きます、そうしてでした。
 つぎはぎ娘の歌と踊りを見ます、つぎはぎ娘は今回もぴょんぴょんと跳びはねて明るく楽しく踊ります。
 そして歌も明るくて、です。
 それが終わってから皆拍手ですが。
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