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ゴミの山の中にいた猫
第一章

[2]次話
                ゴミの山の中にいた猫
 カルフォルニア州で生きものの保護活動をしているヘイリー=オーウェン赤茶色の長い髪に青い目の若い女性はこれまで多くの犬や猫を保護して里親を提供してきた。
 今回も仕事が終わってから通報があったゴミの山に来たが。
「ニャ〜〜〜・・・・・・」
「何とか保護出来ましたが」
「凄く怯えて警戒してるね」
 所属している保護団体の先輩が彼女が保護しケースに入れた薄茶色の毛の?せ細った雌猫を見て言った。
「野良猫だったことがわかるよ」
「はい、ずっと」
「それでゴミの山の中から」
「餌を探してたんですね」
「ゴミの山だってね」
 野良猫にとってはというのだ。
「ご飯がある」
「そんな場所ですから」
「うん、けれど通報があってね」
「私達が保護しました」
「この娘も幸せになってもらおう」
「はい、絶対に」
 ヘイリーは先輩の言葉に頷いてだった。
 そうしてその猫をシャンブルズと名付けて治療を受けさせご飯をあげた、ご飯には栄養や感染症の治療の薬を猫にわからない様に入れて与えた。
 世話はヘイリーがしたがその彼女をだ。
「警戒してです」
「中々だね」
「近寄ってくれないです」
「人に何かされてきたね」
「それで警戒されてますね」
「野良猫にはよくあるね、けれど」
「ご飯は薬ごと食べてくれてますので」
 ヘイリーはそれでと答えた。
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