第四十章
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ならそれでいい。もう誰かに忘れられることも過去を失うこともない」
だからいいと言い切るのだった。永遠に戦うことになろうとも。
「それだけでいい、俺はな」
「侑斗・・・・・・」
「デネブ、まずは御前がいてくれている」
最初に声をかけたのはデネブに対してだった。
「そして野上が、愛理さんが、ハナさん達が」
「そうだな。侑斗は一人じゃない」
「一人なら負けるかも知れない。けれど皆がいてくれている」
「それだけでいいのか」
「ああ、それで充分だ」
これが今の桜井の考えだった。それを今言葉に出してみせたのだ。
「それだけでな。だから」
「戦うんだな」
「ああ、やってやる!」
デネビックバスターを構えた。言うまでもなく牙王に銃口を向けている。二人の戦いもクライマックスを迎えようとしていた。
電王とダイアモンドヘッドとの戦いもまた。次第に終わりが見えようとしてきていた。趨勢は電王のものとなろうとしていた。良太郎もモモタロス達もそれを感じていた。
「良太郎!」
モモタロスがダイアモンドヘッドの鎌が右から来るのを跳んでかわしたうえで良太郎に声をかけてきた。
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