第一章
[2]次話
タワーマンションに住まない理由
サッカー選手として世界的に有名であったホセ=ヴェルディは今は日本で暮らしている、日本のとあるサッカーチームの監督になったからだ。
黒い肌に短い黒髪に丸い大きな芽であり一八〇位の背で現役時代と変わらない引き締まったボディである。
彼はチームがある街に暮らしているが。
「監督普通のマンションですか」
「そこの一階ですか」
「そこに暮らしておられますか」
「そうだよ」
選手達と一緒に試合後飲んでいる時にプライベートの話になったがその通りだとあっさりとした口調で答えた。
「僕はね」
「そうですか」
「監督ならタワマン住めません?」
「それも最上階とかに」
「俺達だって住んでますし」
「監督だって」
「タワマン?僕はいいよ」
ヴェルディは首を横に振って答えた。
「絶対に住みたくないよ」
「絶対にって」
「そこまでですか」
「タワマンお嫌ですか」
「それはまたどうして」
「若しだよ」
ビールのジョッキを片手に話した。
「地震が起こったらどうなるかな」
「タワマンに住んでいたら」
「その最上階とかに」
「それならですか」
「タワマンは崩れなくても」
耐震設定はしっかりとしていてというのだ。
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