変身
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崩したアマダムの目の前に、桜の花びらが舞う。
「勇者……」
アマダムの目の前に現れた、友奈。
「パアアアアンチ!」
友奈の強力な一撃は、アマダムの体をくの字に曲げる。
「よくもおおおおお!」
アマダムは全身から竜巻を走らせ、その両腕から光弾を放つ。
空中の友奈には、逃げる場などない。それを狙っての攻撃だろう。
だが。
「蒼井が盾になります!」
それを許さないえりか。Shooting starが六角形を描き、青い盾を作り上げる。
それは友奈への攻撃を防ぎ、光弾と竜巻を上空へ霧散させた。
『ファイナルアタックライド ディ ディ ディ ディエンド』
「太阿之剣!」
アマダムは一瞬、反応に遅れた。
赤い斬撃と青い光線。背後からのその攻撃は、アマダムの翼を切り飛ばし、地面に落とした。
「ぬあああああああああああっ!」
地面をかき乱しながら、その長い腕を振るう。
誰も近づけなくなるような勢いのそれ。
だが。
「刻々帝 二の弾」
飛来する銃弾。
それは、アマダムの動きを遅くし、反撃を阻む。
「何……!?」
それは、すぐ近くの崖の上。
だが、その銃口はすでに、岩陰の中に消えていった。
『ゴー キックストライク』
その一瞬の動きの静止があれば、逆転には十分。
黄色の魔力を足に溜め込んだビーストの飛び蹴りが、アマダムを背後から前に突き飛ばし、アマダムの体勢を崩す。
そして、無数の影。
ローブのサーヴァントが、アマダムの全身を切り刻んでいく。全身や翼。欠落を生じさせるその刃に、アマダムは大きく怯んだが。
「だ、だが無駄だ……! こんなもの、聖杯の力ですぐに再生を……!?」
そう言って、アマダムの全身に黒い霧が包む。そこから、その体が治癒していくのだろうが。
「な、なんだ……? 聖杯の力が……封じられている?」
アマダムは切り傷と、ローブのサーヴァントを交互に見やる。
肉体のほとんどを包帯で隠したサーヴァントは、自らの腕に取り付けている刃を見せつけるように掲げた。
「き、貴様アアアアアア!」
逆上したアマダムは、大きく地面を踏み荒らすが。
いつ仕掛けたのだろう。
その足元には、地雷が設置されていたのだ。それに気付かず、強く踏んでしまったアマダム。それがトリガーとなり、大きな爆発が生じる。
爆発に次ぐ爆発。それは、アマダムを満身創痍にするのに十分だった。
「ふん……」
そして、そんなアマダムを背にして、ほむらが髪をかき上げる。
そして。
『チョーイイネ キックストライク サイコー』
『ファイナルアタッ
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